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夫婦の関係性は様々ですよね。干渉しあわない夫婦、お互いべったりの夫婦など。そんな中、お金や子供の事、互いの両親の話などをどこまで素直に話し合えていますか?ここでは、夫婦として家族となった関係性で、どこまで話し合いにくい事を話せるものなのかを書いてみます。また、全てを話し合う事が本当に良い事なのか?も併せて書いています。




◇夫婦関係で話し合いにくい事を話し合えるのか

皆さんは夫婦間で、どれくらい細かい話までされますか?夫だから、妻だから自分の事を理解して欲しい気持ちや、家族なのだから相談しておかなければと考えて、些細な事まで相談したり伝えたりしていませんか?今日起こった出来事くらいなら良いのでしょうが、デリケートな事やお金のような言いにくいことまで話が出来るでしょうか?まずは夫婦間で、どこまで話しにくい事を話せるのか?また、それは上手くいくのか?を挙げてみたいと思います。




□男性脳と女性脳の違いから勘違いが生まれやすい

そもそも解決したがる男性脳と、聞いて欲しいだけの女性脳とで違いがあります。普段の何気ない会話でも、女性が話す内容を聞いて男性は解決法を言いたくなってしまうのです。話を聞いているだけで良いのであればと、男性は次から逆に話を聞かなくなってしまいます。男性からすると、聞くだけという行為がとても無駄に思えるようです。女性はというと、話している中にも重要な事や、キーワードを盛り込んで話す事もあり、後から『あの時言ったじゃない!』という風になってしまうのです。これを回避しようとするならば、女性は話をする時に忘れてほしくない重要な話をする時と、聞き流してもらっても構わない話をする時と分ける必要があります。同じ時に話すならば、ここからは重要よ。と、一呼吸置くのがいいでしょう。一方男性は、初めにそのように分けて話をしてほしいと伝えていれば、自分が聞くときに困らないかもしれません。間違っても、話を聞いた後に『今話した内容に重要な事あった?』なんて聞いてはいけません。

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□思いを理解していない相手だと答えが変わってくる

互いを十分に理解していると思っていたとしても、考えや思いは変わってくるものです。そこで、あまり互いの事を良く知らない状況の中で、重要な話や、話しづらい事を言うと、思ってもみない返答になるかもしれません。また、育った環境や土地柄、家族構成によっても考えは違うものです。全てを理解して話をする事は無いとしても、ある程度解釈が違う事は予測しておきましょう。特に、嫁入りした女性側は、ご主人の家族に合わせるという風習が多いところもありますので、家族ごとの相談の時は気を付けるべきです。奥様が考える、親への思い方を尊重してくれる男性ばかりではありません。今まで自分はご主人側の親を大切にしてきたから、私の時も考慮してくれるだろうと期待するのは危険かもしれません。


□信頼し過ぎて、出来ていると勘違い

相手を信頼する事は悪い事ではありません。しかし、信頼し過ぎて相手の言葉を信じ続けた結果、言っていた事と違う事になっていたというケースもあります。例えば、結婚した時に毎月貯金していると言っていたのに、何年か経ちひょんな会話から貯金はしていないという事が発覚した。このケースは、まだ貯金の話なのでマシですが、借金は無いと言っていたのに、多額の借金があったという事もあります。中には、勤め先が違ったという事例もあります。どこかで言わなければと思った事もあったでしょうが、言い出すタイミングが見つけられないのでしょう。このように信じ切ったせいで相手の本心を引き出せない、もしくは、信じられているから今更本当の話がしづらい。という結果になるようです。


□最後まで冷静に話し合える間柄か

話しづらい話をしていて、つい熱が入って声が大きくなったり、余計な事まで口走ったりする事はありませんか?話し合う趣旨がズレていってしまい、結局何が原因で喧嘩に発展したのかよく覚えていないという方もいらっしゃいます。話し合い出来ない理由の一つに、相手が感情的になるから話したくないという事があります。またはお酒を飲んだ状態である、他の事で落ち込んでいる状況にある、元から人の話を聞かないなどです。その日に結論が出ない事であっても、最後まで冷静に話し合える関係性を築いておかなければ、話しづらい内容などは当然話す事は出来ないでしょう。


□体調は理解して貰えないと諦めるべき!?

私も更年期を過ごしていて思いますが、体調が万全な日というのは期待できません。かといって毎日体調不良なのかというと、そうではありませんが、あれこれと出てくるものですよね。しかし、男性にも更年期はあり、体調や体臭など変わってくることがあります。互いに年齢と共に変わっていく事を理解していなければいけません。しかし、ほとんどの場合女性の体調不良は男性には伝わらず、男性の体調不良には『それぐらいで大げさな。私の方が大変よ。』となります。女性は出産などもあり、身体を酷使しているのは確かなのですが、全体的に身体が弱いのは男性の方が多いようです。そこで、身体に関する話はなかなか互いに話合われにくいし、理解されにくい話題なのかもしれません。




◆本当に最期まで全てを分かち合う必要があるのか

次に、本当に何もかも話し合う必要があるのか、結婚式で誓った最期まで全てを分かち合う必要があるのか。という内容で書いてみたいと思います。夫婦とは言え、やはり違う環境で育ち、違う人生を歩んでいた人同士です。考えや思いが違うのは当然の事。互いを何かの形にはめ込もうとすれば、窮屈で辛い思いをしてしまいます。そのような相手とどのように接していけばいいのかも併せて挙げてみます。




■知らなくても良い事は知らない方が良い

相手の行動や考え、または以前の交友関係や友達関係を知りたいという方もいらっしゃるようですが、知らなくても良い事は知らない方が身の為です。気にならない人は問題ありませんが、気になって仕方が無く、鞄や携帯をチェックしてしまう方もいるようです。気になるのは、不安や独占欲からくるもので、女性だけでは無く男性にも存在します。気にならない方は、相手を信頼している場合や、これまでの人生で交友関係などはあっても当たり前と考えているのかもしれません。浮気を疑う人は、自信が浮気をするから相手もするのでは?という思考が働くという説もあります。知ったところで何も変わらないのであれば、あれこれ詮索するよりは、新しい思い出を共に作ろうと考える方が楽なのではないでしょうか。


■理解し合えない事を暴くより程よい距離の方が良い

話し合いが進んで行くと、どこかで考えのズレが出てくる時があります。それを理解できれば良いのですが、中には『この人とは考えが合わない。』と否定的になり、性格の不一致などの理由で離婚に繋がることがあります。そもそも同じ考えの方は居ません。どこまでも突き詰めていくとこのような事が発生しますので、考えた事を否定するよりは、どのあたりが違う部分なのかのラインが分かれば、それ以上突っ込んだ話をしない方がいいでしょう。言葉の一つ一つを取って、全てを問い詰めていたらキリがありませんし、話し合いの趣旨がズレる可能性が高くなるでしょう。私も怒りに震える主人を見て、ここまで追い詰めてはいけないと思い、それ以降同じことはしていません。爆発するまで追い詰めるのは、夫婦間では必要ないのではないかと思います。


■全てを相手に委ねるより自分のスペースを確保しよう

愛する人と一緒になれば、相手に全てを合わせて生活をしてしまう方もいらっしゃるようです。仕事を辞めて専業主婦になられる方もいるでしょう。子育ても重なると、夫以外にも子供の面倒と、家事、また義理の両親とのお付き合いがある方もいるかもしれません。皆が協力的で上手くいっていれば良いのですが、ワンオペで当初描いていた理想とはかけ離れている方もいるのではないでしょうか。そこで、どんなに家族の為にと考えていても、少しの時間でもいいので自分のための時間を作って欲しいのです。自分ワールドと言うか、自分だけのスペースでも構いません。そうする事によって、相手に依存し過ぎずストレスの解消にも繋がります。



■夫(妻)意外にも相談できる人を確保しましょう

同性同士でも意見の違いがあるのですから、異性だと尚の事思考が違います。何もかも家族である夫(妻)に相談しなければならないという事はありません。話の内容によって、理解して貰いやすい人を選べばいいのです。長く家族生活をしていると、家族に対して厳しい目を向ける方も多くいます。まるで職場の上司のようです。褒めもしなければ、お礼も言わない。逆に、出来ていない事を指摘して、直せと指示までしてくるのです。そんな夫(妻)と一緒にいるのは苦痛です。そこで、上司のようなパートナーより、自分の事を素直に等身大で見てくれる、理解者を是非探して確保してください。今そのような方がいらっしゃる方は、とても良い事ですので大切になさってくださいね。



最後に

夫婦間で話し合わなければならない事もあるのは確かです。しかし、夫婦であっても何もかも理解しなければならない、何もかも理解してもらわなければならないという事はありません。言い出しにくい事を言い合える関係は素敵な事ですが、自分がスッキリしたいがために相手が傷つくであろう事を言う必要があるのか?絶対に考えを曲げないと決めている事を、わざわざ話し合いに持って行く必要があるのか?夫婦であっても互いに一人の人間ですので、不安な時もあれば辛い時もあるでしょう。一人では乗り越えられない事を手と手を取りあえられるように、普段から夫婦間の関係性を『絶対〇〇』と決めつけずに生活できるといいですね。そのためにも、何もかも話し合うのではなく、内容は見極めた方が良さそうです。



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