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明るい性格の方に、ポジティブだねと声を掛ける人がいらっしゃいますが、ここではポジティブという言葉が表す言動で、明るいだけではない理由を書きます。明るい=ポジティブというのも理解できますが、私は思考という側面で表現してみたいと思います。明るいわけでは無いけど当てはまるなら、あなたもポジティブなのだと思います。




◇明るい性格の人だけがポジティブとは限らない

単に明るく振る舞っている人がポジティブか?というと、案外そうとも言い切れない事があります。そう振る舞っているのは一定の人の前だけだったり、わざわざ言ってみたりして、本当に意味でのポジティブってなんだろうと考えさせられます。まず、一見明るい人や、明るく見える人について、明るいだけがいいという訳ではない理由を挙げてみたいと思います。




・人の話を聞いていなければ意味なし

グループの中心人物で、輪の中心にいても結果人の話を聞いていなければ意味がありません。または、聞いていたとしても噛み合わないとか、ズレているというのも問題です。中心にいる事が心地よくて明るく振る舞い、皆の事をまとめているように見せているだけという可能性があります。逆に、何もしていないのに、人の話をよく聞き、丁寧な人当たりが心地よく、勝手に集まる人もいるでしょう。何が違うかと言うと、中心に居たいだけの人は人の話は聞いていません。ほとんどが自分の話である事が多いようです。それを楽しそうに話をして良く笑うので明るいと思わせているだけです。周りの人の話をしっかり聞けない人は、本当の意味でポジティブな人とは言えないかもしれません。(人の事を気にせず、自分らしくしている部分では捉え方次第では良い事かもしれません)


・良く見せていているだけで本当の自分を隠している

上手くいっていない自分を見せたくない、辛い顔をして心配されるのが苦手という方は、本当の自分を抑えて、明るく見せている方がいらっしゃいます。このタイプの方は逆に、少しの体調不良で休んだり遅刻したりする人に対して、厳しい目を持っている場合もあります。役職が付いている女性や、50代によく見られます。家に帰ったら、ジッと独りでいる場合もあり、外で見せている雰囲気とは真逆です。原因としては、心配されたりお世話を焼かれたりするのが苦手で、大丈夫な振りをしているうちに、何も問題を抱えていない明るい人間を装うようになる方が多いようです。また、何らか抱えている事が一般的には受け入れられないだろうと勝手に思い込み、本当の自分を隠しているようです。


・面倒な事は受け止められない偽のポジティブ

『何でも言って』、『いつでも相談して』、『皆を愛している』と言いつつ、面倒な事になると人より先に逃げてしまう方がいらっしゃいます。何でもない時に大きい事は言えるのに、クレームや揉め事になると、どうしていいか分からないため逃げてしまうのです。始めから言わなければそのような事にはならないのですが、自称ポジティブ人間は、普段は大きく言いってしまいます。何があってもへこたれない!と豪語していても、それは自分に起こる事だけで、人の事になると知らんふりしてしまいます。ポジティブというよりは、面倒な事は受け止められない何も考えていない人です。


・今の事しか考えられない

考え過ぎな人と逆のパターンで、今の事しか考えられない方です。今を楽しむのはお勧めですが、仕事や家庭においてはある程度の予定というものが存在する事もあるはず。一人で行動するのであれば良いのですが、一緒に動く人が存在するのであれば、今の事しか考えられない人はまとめ役には向いていません。また、今の事しか出来ない事をオープンにして笑い飛ばしている人は、ポジティブというより何も考えていない人ですね。


他の人の記事:ポジティブになるには?日常生活や仕事、職場の場面で考えてみよう



◇【挑戦!】思考的ポジティブな人になろう

どんなことがあっても笑顔で明るく接する人は、周りからも人気があって良く見えますよね。しかし、やはり人間ですから辛い時や悲しい時もあるはずです。それを隠して過ごす事だけがポジティブとは限りません。次に、辛く悲しい事があっても、ブレる事が無い思考的ポジティブな人になるために、どのような見方や考え方をすればいいのかを書いてみたいと思います。




・失敗した事より挽回する事を考えられる

失敗や上手くいかない事は誰にでもあることです。これを、人のせいにしたり、状況のせいにしたりして、何とか自分に非が無いように試行錯誤する方がいらっしゃいますが、そのような事をしても無駄です。もう起こった事ですから、それを誰の責任かいつまでも話している時間があれば、どう挽回するかを考えた方がいいでしょう。明るいとされている人は口が上手な方が多く、いつまでもその話をする事が多く見られます。2度同じ過ちを繰り返さないために、どう対応するのか。または、どのようにして信頼回復に努めるのかが大事です。やってしまってことを延々と後悔したり、愚痴ったりするより、これからどのようにしていくのか、それをきちんと考えられる人はポジティブな方と言えます。


・注意された事より二度としないように取り組める

会社などで、上司や先輩から注意された事を延々と愚痴る方がいます。注意の仕方や注意した方の人格まで持ち出して言うのですが、それを言ったところで変わる事は何もありません。それより、同じミスをしないために、自分に何が出来るのかを考えた方がいいでしょう。忘れないためにはどうするのか?期限内で終わらせるのにはどうしたらいいのか?自分一人では思いつかないのであれば、他の人に相談する必要もあるでしょう。人を呼び出しておいて、自分が悪いのに人の悪口を言っている暇があれば、呼び出した相手に、その相談をした方が良い時間を過ごせるのではないでしょうか?自分が納得するかしないは置いておいて、一度言われた事を整理整頓して、どうしても納得いかなければ言われた人に再度話をする。それが出来ないのであれば、言われた事を自分が出来るように落とし込んで、一度は取り組んでみてはどうでしょうか。


・慌てるより原因を見つけられる

何か予期せぬことが起こった時に、パニックで慌ててしまい手助けしようにも本人が話をろくに出来ない状態になる方がいます。確かに驚いて、頭の中が真っ白になる事もあるかもしれません。しかし、口で『きゃーきゃー』言っていても解決には至りません。いつも明るい人が慌てると、『大変!大変!』と騒ぎ立てるだけで、どうして欲しいとか、どうやって行くと言わないので、周りもお手上げ状態です。明るい人は、いつも周りに人がいるので、騒ぎ立てれば誰かが助けてくれると思ってしまうのかもしれませんが、きちんと向き合えない人には明るくても魅力がありません。手助けして貰えたとしたら、きちんとお礼をして、原因を見つけてより良く出来る人は誰からも慕われるでしょう。


・言い訳より見直すことが出来る

だって、でも、を多用する方は、言い訳の多い人に特徴的です。明るくてチヤホヤされている人は、出来ていない事を指摘されると、だってと何か返してきます。『いいじゃない!』とか、『大丈夫!大丈夫!』と、のらりくらりとかわしても、出来ていない事実は変わりません。自分のせいでは無いと主張したいとは思いますが、何らかの原因もあったはず。そこは言い訳を並べ立てるより、自分の進め方や仕上げ方などを見直し、再発防止に取り組めるような方になって頂きたい。ここに原因があったのかもと気付き、同じミスに繋がらないように取り組める人は、思考のポジティブと言えそうです。




いかがでしたか?

いつも明るくて、人の悪口も言わず何にでも前向きに取り組んでいらっしゃる方も当然いらっしゃいます。ですが、ポジティブという言葉を間違って使っている方がいらっしゃるのも現実です。楽しく過ごすという点では素晴らしい事ですが、明るいだけではなく思考からポジティブになり、周りの人にいい影響を与えられる人になってみませんか?自分が明るく振る舞っているだけの自己犠牲では無く、また人を巻き込んだり困らせたりする他人犠牲でもない、皆にいい方法を考え出せる思考ポジティブな人になりたいものです。




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