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退職や転職となると、二の足を踏む方も多いのではないでしょうか?今のままで良いか悩むが、次の仕事を探すとなると、この年齢で大丈夫なのか、スキルが追い付くのか不安ですよね。退職や転職に一度は悩んだ事がある方へ、私が転職や退職をして得られた事を書いてみたいと思います。併せて、開業に至った経緯も書きます。



◇退職や転職を通して私が得られたことと良かったと思う事

私は、初就職の会社から8社の会社に所属しました。転職は7回という事になります。21歳から27年間で7回の転職は多い方でしょうか。自分としては、その都度きちんとした理由や考えがあり転職をしています。他の人の転職と違うなと感じるところは、全て職種が違うというところです。デザイン業・音楽業・ファッション業(2社)・バーの経営・飲食業・介護(カウンセラー兼人事)・カウンセリング開業です。なぜ業種の違う所にチャレンジしたかというと、それぞれの仕事で精いっぱいしたので、違う事をしてみたくなったからです。ではまず、退職を選び転職をして、良かったことや得られたと感じたことを書いてみたいと思います。




1、新しい事・新しい環境・新しい出会いがあり自分を磨ける

第一に挙げたいのがこちらです。確かに、知らない業界へ入れば覚える事も多く、仕事が出来るようになるまで時間がかかります。しかし、それ以上に新しい良い出会いがあるのが良い事です。これは人と接するのが苦手な方には、特にメリットに思えないかもしれませんが意外と楽しいものですよ。反対に、嫌な人とも出会います。改めて振り返ると、驚くような性格の人がいたなと笑ってしまいそうなほどです。そのような人とも出会いますが、長く付き合いが出来る人と出会い、仕事が変わっても続く関係が築けるのは、とても幸せに思います。ほとんどの方が私より年下なのですが、発想や考え方・生き方にとても刺激を受けています。結婚して出産した子もいれば、バリバリ働いている子もいます。どの生き方でも、彼女たちと話をしていると、全てが自分を磨く材料になっているようです。


2、年齢を重ねても親友が出来る

新しい環境の中で一生懸命頑張っていると、見てくれているのは上の人ばかりでは無く、同僚や後輩も見てくれていたのだと気付かされることがあります。この年になっても、とてもいい関係が築けて長く付き合える人が出来ると、嬉しい気持ちになります。学生の頃だけでは無く、年齢を重ねても、親友と呼べる相手が出来るのは、職場を変えてこれまでとは違う人と出会えたからだと思っています。始めは、自分の方がかなり年上なので、気を遣ったり気にしたりしていましたが、年齢で相手を見ていた自分が恥ずかしくなります。このような出会いがあると、自分の中でも年齢や仕事内容で相手を見るのではなく、その人自体を見るという力が備わります。

以前に書いた記事:友達とはどんな存在?本当の友達はあなたを泣かせたりしません



3、好きな事と苦手な事が分かってくる

先に書いたように色んな人と出会い接したり、色んな作業をしたりしていくうちに、自分が好きな事と苦手な事が見えてきます。また、好きでも向いていない事や、苦手だけれどやってみたら出来た事などもそうです。そうすると、自分の好きな事や得意な事を伸ばしてみようかなと考えるきっかけにもなります。また、他の人が苦手と思っている事や嫌でしている事が見えてきます。そこで、さりげなくお手伝い出来たり、代わってあげたり出来るので、チームワークが良くなるのです。何でもチャレンジしてみないと分からないものですが、得手不得手を知り自分のペースで取り組めるのも転職のメリットだと思います。


4、人の為に出来ることが増える

最後に、色々な職場で沢山の事を学ぶので、単純に自分の知識になります。仕事内容だけでなく、取引先の方やお客様なども私に沢山の知識を与えてくださいました。もちろんまだまだ学ぶ事はあるのですが、頂いた知識や考え方で困っている人の為に使う事が出来ます。私に教えてくださった方々は、その知識を簡単に手に入れた訳では無いのに本当に感謝しています。人の為に出来る事が増える事や、今度は私が後輩に伝える事が出来るのは、私を信頼して伝えてくださった方々への、せめてもの恩返しと思っています。




◇私が転職や退職を経て開業に至ったわけ

これまで転職を繰り返していた私ですが、なぜカウンセリングで開業に至ったかと言うと、単純なのですが、人の会社の中で従業員の為に動きたいと思っても、自分の仕事もあるため出来ず、中途半端になるのが嫌だったからです。例えば、一つの悩みを聞いたとしても、次の日には自分の仕事もあり様子を見る事しか出来ないというのが苦痛でした。その点、自分の仕事にしてしまえば、その人の為に一日中だって考える事が出来るので、ストレスにならず自分に向いていました。次に挙げるのは、転職を考えた時の思いです。これらを経て、自分で立ち上げた方が良いと決めたきっかけとも言えます。



〇会社の上司や経営者とそりが合わない

まず、一番多いのがこちらです。全ての上司や経営者ではありませんが、半分はこれに当たると思います。経営者というのは、売上を追い求めるのは理解できます。しかし、だからと言って従業員を雑に扱っても良いという事にはなりません。会社に所属していた時は、こう考えていました。『良い環境ならば従業員は辞める事が無く、長く続けてくれる。そのため、新しく雇用する必要が無いから、求人広告の費用を抑えられる。費用が掛からなければ経費を使わないので、会社の為になる。』というものです。ところが経営者へは、これが伝わらないのです。自分の都合に合わせられない従業員は辞めても構わないという人が多い。それで経営者の人とは、そりが合わなくなってしまうのです。お客様や利用者様も大切ですが、そこで働く従業員は宝です。会社の為に、少々キツイことがあったとしても、大切にされている従業員は着いてきてくれます。私は、よほど問題を起こす様な従業員でない限り、出来る限り働きやすい環境を作りたかったのです。

他の人の記事:「職場に嫌いな上司がいる」は7割以上、なぜ上司にはイヤな人が多いのか



〇いいように使われている事が分かった

私は、時間を掛けてでも人との信頼関係を築くのが好きです。また、細かい雑用なども丁寧に仕上げます。これは、単純で簡単な作業を怠る人は、大事な大きい仕事は出来ないという思いがあるからです。そのため、各部署や各方面から沢山の情報が入ります。これは、私が欲しくて動いているのではなく、仕事ぶりを見て信頼してくれたからです。ところが上司や経営者は、その情報だけを欲しがるのです。また、自分に都合が悪くなると、私のせいにしてくる人もいました。この様に、上司や経営者の方に、いいように使われているなと感じた事があり、どうせ使われるなら、本当に私を求めている人の為に使いたいと思うようになったのです。上司や経営者には人との繋がりはたくさんありますが、困っている人や辛い思いをしている人は繋がりが少ない人もいます。そんな人の為にだけ動きたいのです。


〇嫌な事を我慢して得られることは無いと気づいた

とはいえ、長年人の会社で働いていたのですが、多くは納得していなくても我慢して働いていました。当然ストレスが多く、体重が減った時もありましたし、病気がちになった時もありました。顔はイキイキはしていなかったでしょう。どんな時が楽しかったかと考えると、気の合う同僚と仕事帰りに食事に行ったり、後輩の相談に乗って乗り越えてくれたりした時などでした。仕事の内容は嫌いな事はありませんでしたが、やはり上司や経営者との関係性でした。毎日イライラする出来事があったり、嫌な事を押し付けられたりして辛い日々を送っていましたが、ある人の言葉で気付いたのです。なぜこんなに我慢しているのか?という事に。そして、我慢しながらでもやってきたが、その上司や経営者とは何一つ信頼関係が築けていなかったのです。嫌な事を我慢し続けても、納得できるような事は起こらないし、得られることは無いと気付き、自分のやりたい道を進む方が自分の為になると考えました。


〇人のために役に立つことを本気でしたい

これまで中途半端に終わる事が多かった人との関り方ですが、今後自分の仕事になったので思う存分誰かの為になる事がしたいです。毎日が、安心安全なものになり、これで良かったと思って貰えるまでです。相談後、新たな道に進み、不安はあるが笑顔で過ごしています。と報告を受けると、とても幸せな気持ちになります。また、私がしている事に賛同してくださり、お力を貸してくださる方がいらっしゃるのも心強いので、相談者の方には『後ろには私たちが控えています。安心して進んで!』と自信を持って言えるのです。数々の人を大切に出来ない人を見てきましたが、必ず加害者と被害者がいます。それは人だけでなく環境や社会的な事が関わる事もありますが、加害者だけが得をするような世の中ではあんまりです。今の私は、やっとたどり着いた環境ですので、本気で私を必要とする人の為に動きます。



最後に

最近は、転職サイトやCMも良く流れていますね。昔は、一度就職したら3年は耐えて働くという、石の上にも三年という時代でした。今も今後も、ネットが主流で人との関りという部分は希薄になってきます。しかし、人との関りが全く消えるかと言うと、そうではありません。そんな中、むやみに人を傷つけたり、逆に傷つけられたりした時に、どうやって対応していいか分からなくなります。退職を選択して、転職する事は悪い事では無く多くのメリットもあります。我慢し続けて、体調を崩す事や辛い思いをする事を考えれば、思い切って転職してみてはいかがでしょうか。

2023年5月4日
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