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一昔前は、一度結婚したならば死ぬまで添い遂げるという考えがあったでしょうが、最近はそのような事は無くなりましたね。アメリカほどでは無いにしろ、日本も離婚率が高くなって、それに伴い出産率も下がってきています。幸せな結婚生活を夢見て結婚して、なぜ離婚に至ってしまうのでしょう。結婚前に考えるべき点をまとめてみたいと思います。



◇私の考える結婚観、価値観の違いで離婚しない為に結婚前に考えるべき事とは

あの時に分かっていれば結婚しなかったのに。と考える事はありますか?当然、未来の事など誰にも分らないので、後になって知る事もあります。お付き合い無しで結婚する場合を除いて、結婚前にお付き合いしていたはずなのに、なぜ気付けないのでしょうか?もしかして気づいているけど、気づかない振りをしてしまっているのでしょうか?まずは、結婚前に考えることをいくつか挙げてみたいと思います。



・価値観とは何か?なぜ結婚前に分からないのか?

価値観は人によって違います。それなので逆に全く一緒の人も居ません。どのあたりまで似ていると一緒に居て居心地が良いかも人によって違うものだと思います。お付き合いしている時は、良く見える部分が多いですし、相手に合わせようともしますので、価値観が似ていると錯覚しやすいとも言えます。絶対に譲れない価値観があるとすれば、それを重点的に見極める必要があります。自分が絶対譲りたくないと思う事を後回しにしたり、相手が合わせてくれるだろうと思ったりする事は間違いです。それは小さな事であっても、自分が譲れないのであれば大きな事です。その小さな事が積み重なって、いずれは大きな違和感に繋がるからです。私の場合、生活では何のこだわりも無いのですが、人と会った時に相手を優先するというこだわりがあります。以前お付き合いした人にあったことなのですが、実家から中くらいのさつま揚げと、大きいさつま揚げが送られてきました。その時に自分たちは2人暮らしだから中くらいの方を、大きいものは普段からお世話になっている5人家族に持っていこうと思いましたが、彼が『え~っ』と言ったのです。大きい方を欲しがったという事なのですが、私はがっかりしました。これがなかなかの決定打になり、お別れしました。たったこれだけ?と思われるかもしれませんが、普段生活をしていて、私が人を大切にしたいという人間だと知っているはずですし、他には何も強要せずここだけなのに理解して貰えないのであれば、今後上手く出来ないと考えたのです。一度離婚を経験した私は、このような小さな事を合わせたり、ごめんねと謝ったりすれば必ずぶつかる時が来ると知っていたのです。

・2~3年スパンで考えない事!20年~30年で考える

大体結婚を意識し始めると、結婚後2~3年後くらいを想像します。子供が生まれたら。という頃ですね。あとは、子供が何歳になったらと考える軸を持つと思いますが、多いのは夫婦でこの考えが違うという事です。一定数、子供の成長に合わせて物事を考えない方もいますし、考えていても教育方針が違う場合があります。結婚前に話した時は合っていても、生活していれば変わってくることもあります。お互い仕事での立場が変わる事もあるかもしれませんし、いきなり双子という事もあるかも。私の場合は、当たり前にできると思っていた、子供が出来ないという事が大きく影響しました。周りや義理家族からの催促、夫からの期待などが何の原因か分からない分、不安や嫌な気分が続きました。その点、2度目の結婚では、相手も相手家族も含めて理解のある中での生活なので、何年たっても肩身の狭い思いをする事がありませんでした。

・初めに感じた違和感は的中する確率が高い!

男性であっても甘えん坊な方や、弱い方もいます。初めはそんなところも可愛いと感じていても、本当にそのままでいいのでしょうか。中には、とても面倒見のいい女性もいますので、何でもしてあげたいという方に巡り合えれば大丈夫でしょう。しかし、会話や行動の中に、あれ?と感じる場面に遭遇したら、好きという感情を一旦横に置いて、冷静に考えられますか?これはかなり大事な事で、女性の感じる直感を無視するのはお勧めできません。後から考えれば、こんな事があった。とよく耳にしますが、なぜその時に黄色信号が赤信号に変わらなかったのか?相手を信じてしまい、良いところを重視するとマザコンやモラハラを見抜けなくなってしまいます。そんなことを言っていたら誰とも結婚出来ないと感じますか?そこで、重点ポイントを自分に持っておくことが大切です。私は、偉そうに言われたり、自分で自分の事を決められなかったりするのが気になります。『おまえ』と呼ばれる事と、一人で決められないという事、どちらも友人・知人であれば何とも思いませんが、夫となると譲れない条件です。言葉遣いはふとした所で出るものです。たとえ男同士で言葉遣いが少々荒くても、他の人には変えて話せるくらいの配慮が出来る人が良いのです。

・結婚したら変わってくれるはず・子供が出来たら変わってくれるはずは無いと考える

結婚したり子供が出来たりした事で、生活や考えを変えてくれる人も存在します。ですから、全ての男性という訳ではありませんが、こちらが思っているほど、変わらない人も多くいます。結婚して奥様の方は子供が出来たときの事を考えて節約して、家の事も考えるでしょう。しかしながら、男性の方は独身時代の感覚のまま飲みに行ったり、趣味に時間を費やしたりするのです。これをそのまま放っておいて、子供が出来たら変わってくれるかもという考えは間違いです。伝えなければ相手は理解できません。また、伝え方ですが、『分かって』というニュアンスは、効果がありません。例えば、『私がどれだけ苦労して節約しているか分かるでしょ?』とか、『そんな言い方、私がどう思うか考えてよ』というのは、全く伝わっていないと思っていいでしょう。伝えるというのは、感情を添えなければいけません。先ほどの言葉だと、『色々考えて節約しているけど、一緒に協力してくれないのであれば、一人で生活しているようで悲しい』『そんな言い方をされたら、辛いし傷ついた』という具合です。気持ちを酌んで欲しいというのは分かりますが、残念ながら諦めてください。そして、自分がどう感じたのかを、しっかりと感情として伝えるべきです。大声や癇癪をおこしてはいけませんが、本心を伝えるべきです。変わってくれるかもと、どうなるか分からない事に期待せず、しっかりと伝えて話し合えるようになるといいですね。

・不安な事があれば必ず人に相談する事

相談で多いのが、友人が反対していたとか、親が反対していたという事です。友人や親は、あなたの事を大切に思っていますから、幸せになって欲しいものです。そんな中紹介された人に違和感を覚えたら、途端に不安になります。また、当の本人が恋は盲目的にそこに気付いていないようなら尚更でしょう。相談して自分が気づいていない一面を指摘された場合は、彼の事分かってないくせにと突っぱねずに、冷静に見直してみてください。外見や学歴などは置いておいて、性格や言動についてのことであれば、長い目でみておく必要がありそうです。



◇万が一価値観が合わず上手くいかない日が続いていたら

万が一結婚してから価値観が違うと判明して、自分が選んだ人だからと我慢し続けている方がいらっしゃいましたら、我慢し続ける必要はありません。ちょっと合わないぐらいでと思われるだろうと考え、つい我慢していませんか?本当にちょっとしたことで、特に自分がしんどくなることが無いのであれば問題ありませんが、合わないところがどうしても許せず、生理的に一緒にいる事が苦痛なのであれば、我慢しなくてもいいのです。その我慢が身体の不調に変わり、性格まで変えてしまう恐れもあります。自分の人生ですから笑顔で過ごせる選択をしてください。次に挙げるのは、上手くいっていないとお考えの方へもう一度考えて貰いたい事です。



・離婚は悪い事ではありません。ネガティブに捉えすぎない

冒頭にも書きましたが、今や離婚は珍しい事ではありません。私の若い時まではとても珍しく、両親も離婚経験者ですが、あれこれと言われたものです。しかし、離婚してはいけないと言われ最期まで添い遂げた方々で、どれくらいの方が幸せと思い続けていらっしゃったでしょう。お子様やお孫様がいらっしゃれば、家族としての幸せはあったでしょう。その他のかたはどうだったのかな?と思う時があります。子供が成長して、夫がまだギリギリ働いている時期に離婚を切り出す方がいらっしゃいます。なぜかというと、もう少し一緒に居て夫に介護が必要となった時、介護を拒否する自信が無いからです。かといって、夫婦の会話も無く、子育てをしながら家事全般をこなしてきた後、夫を介護したら、また会話も無く家事全般と介護をし続ける人生が待っていると思うからだそうです。どのような状況であっても、今や女性も働き口は沢山あり自立できる環境があります。あまりにもネガティブに捉え過ぎず、自分の人生を謳歌しても良いのではないでしょうか?

他の人の記事:離婚する勇気がない理由と離婚に踏み切るための対処法


・自分はどうしたいのかを明確にしましょう

結婚生活を続けていれば、様々な場面で悩むことがあると思います。そこで、まず自分はどうしたいのか?という事を明確にする必要があります。当然子供の事や親の事も考えると思いますが、分別のつかない子供出ない限り、子供の事は子供が決める事だとも思っています。余談ですが、家族喧嘩の原因に挙げられる中で、子供の進路などについて、当の子供抜きで親が決めてしまうパターンです。子供とはいえ、人の人生を勝手に決めつけてはいけません。親にしても、同じことが言えます。(ただし最近は親の方が図々しい事もあるようですが)話を戻して、自分を中心に考えてみましょう。やりたくない事をやり続ける必要は無いと思いますし、辛い思いをしているのに封印するのもお勧めできません。わがまま放題振るまえとは言いませんが、自分を置き去りにしておくと、そのうち軽度のめまいや頭痛など起こり、不眠などに悩まされてしまいます。もっと自分を大切にしてもいいのです。

・最近笑えていますか?楽しく毎日を送っていますか?

最近爆笑しましたか?また、あー、今日は楽しかった!と思える日はありますか?出会った人に笑顔で挨拶をする事はあっても、腹の底から笑えたという体験はしていますでしょうか。無いと思われる方は、逆に腹が立ったという事はありますか?無気力な状態になると、笑えなくなり酷いときは、逆の怒りさえ出なくなってしまいます。そこまで行ってしまうと取り返しのつかない状態になる事もありますので、自分の心に耳を傾けましょう。心は疲れた、悲しいと悲鳴を上げているのに、脳みそは晩御飯の用意をして、お風呂の準備をして、仕事の締め切りを守ってと、その悲鳴に気付かない振りをしていませんでしょうか。心と脳みそが繋がっていなければ、とてもつらい状態です。頭では分かっていても行動に起こせないという方、心の辛いという言葉に同調してあげるだけでも違いますので、やってみてください。そうだねしんどいね。つらいねと、頭で同調してあげるのです。心は分かってもらえたと思うはずです。後は行動ですが、直ぐに心の声通りに出来ない場合は、これが終わったら少し休もうねと、自分の心を労ってあげてください。

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最後に

結婚は一人ではできません、また二人と思いきや親族等含めると、結局夫婦だけの問題ではない事も沢山あります。長い人生そのように様々な問題やハプニングに、夫婦2人で取り組まなければいけませんから、どのような方と結婚するのかというのは、大切な事となります。専業主婦の家庭と、共働きの夫婦の生活は違うでしょうから、それぞれに合ったパートナーが必要になる訳ですが、どの様に相手を決めるかが最大のポイントになります。結婚してからすり合わせていき素敵な生活を送られている方もいますが、生活しながら合わせ続けるのはお互いが同じ思いでないと、なかなか出来る事ではありません。少々の不一致は許せるとして、自分の事を家政婦や部下のように扱うような人は、できれば結婚前に見抜きたいものです。また、こちら側もあまり、こうしたいという願望を持ち過ぎない事も秘訣です。これくらいの範囲の中であれば問題なしという枠を出来るだけ大きく持っていれば、ぶつかる事も少なくなるでしょう。

2023年3月7日
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