贅沢とは物を買う事や高い飲食店で食事をする事、必要で無いものをつい買ってしまうという事で使われることもあると思いますが、ここでは人生の贅沢について書いてみたいと思います。人生の贅沢とは一体何なのか？本当に一生懸命に出来ているか。人生って何だろうと思う方は是非読んでみてください。
目次
◇人生における贅沢とは何なのでしょうか一度考えてみて
人生における贅沢の話なんて、かなり難しく感じてしまいますよね。ここでは私が体験したことも踏まえて思う事を書いてみたいと思います。仕事で携わる事が無い限り知らない事というのは沢山あるものです。私は高校生の時の弁論大会でテーマを『ぜいたく』として発表しました。その内容とは、自分で命を絶つ人の事を指してぜいたくと発表したのです。自分が中学の時に自殺を考えていたのですが、高校に入ってから一つ年上の女性が病気で亡くなり学生全員で見送りをしました。その時生きたくても生きられない人がいるのだと感じ、自分で命を絶つことを選択するのは贅沢だと考えたのです。
□病気で亡くなられる方を見ていて
ある会社様の施設なのですが、こちらは病気により余命を告知されて自宅では介護・看護が難しい方が入られる所があります。私はそちらで看護師さんや介護士さんの心のケアをしておりました。職員さんと関わるという事はその先にいらっしゃる利用者様へも目を向けなければいけません。なぜかというと職員の方々は常に利用者様の事を考えているわけで、その上で職場や家庭内に不安ごとがある場合その人が見ているものを私も見る必要があると感じたからです。月に平均三名様から四名様の方が亡くなられていく中、実際涙を流す職員を見ていてこちらも胸が絞られる思いをします。余命を言われていても最後の最後まで何か出来る事は無いかと奮闘する職員を見て、このように懸命に目の前の方に取り組む素晴らしい姿勢を学びました。
□家族の死を迎えた友人を見ていて
私は20代の時に母や祖母が他界しましたが、近年友人三人のお父様が亡くなられました。三人とも初めての近い家族の他界に辛い思いをしたことでしょう。その三人のお父様とはお会いしたことはありませんでしたが、私は手紙を書きまして二人（女性の方）にお父様に渡してほしいと伝えました。仏壇に置いて頂いたり棺に入れて頂いたりしました。まだ若い娘を置いて亡くなられるのはさぞかしご心配であろうと思い、娘様がどのような人柄で心配せずとも素晴らしい人であるという事を綴りました。大切な方が亡くなられても家族は生きていかなければいけません。亡くなられた方の分までという言葉がありますが、仏様になられた方に心配をかけたくないですよね。
□自分で命を絶つ選択をされた方がいて
こちらも最近お二人の話を聞きました。残された家族は壮絶な感情になられ未だ立ち直れておりません。仕事があるからと思い悩む気持ちを紛らわしながら働かれている方もいらっしゃいますし、感情をどこに向けていいか分からないまま家族でぶつかってしまう方もいらっしゃいます。選択をしたご本人が一番辛い思いをされていたのだと思いますが、残された者は相談してくれたらよかったのにとか、なぜ気づいてあげられなかったのかと後悔の自責でいっぱいです。私も自殺を考えたときは誰も悲しまないだろう、辛くあたってきた人たちに仕返しをしてやろうという気持ちがあり自分の事しか見えておらず、残された人の事は深く考えませんでした。そのような選択に追い込まれた方も辛い思いをして、残された方々も辛く悲しい日々が続きます。
添付記事は医療法人社団の方が書いています
◇使命を胸に私が思う事
この様に自分の命を考えるという事はこれまであまりありませんでした。全くなかった訳ではありませんが近年の経験で感じたことはこれまでと全く違うものです。学生の時の私に伝えたい気持ちになります。学校生活や仕事、家庭環境など様々なところで自分を苦しめる出来事はあるものです。心から自分だけで考えず誰かを頼って欲しいと思います。
□あなたの事を想う人が居ることを分かって欲しい
誰も私の事なんてと、落ち込んだ時は思ってしまうものです。しかし誰にでも必ず想ってくれる人がいます。私には絶対いない！と言う方は、まだ出会えていない場合か、居ても気づいていなかったり相手の気持ちを知らないだけだったりします。独りで何とかしなければと考えるのも止めて欲しい。また、いつも傍にいる人とは限りませんので居ないと決めつけるのを止めて欲しいのです。そのような事を沢山の方に伝えたいし、私に出来ることがあれば一緒に考えて行きたいと思います。今現在思いつく人が居なくても、私にもそんな人が居るのかな？会ってみたいなと考えてみてください。そこから見えてくる事もあります。
□人と関わる大切さを伝えたい
私自身も人を避けて信用せず孤独な時代がありましたが、これまでの人との出会いで沢山の事を知り、学び、蓄えてきました。関わり方自体が分からないという方もいると思います。また、状況によっては関わるより離れなければならない状況にあるかもしれません。ですが本人はそれが見えていなかったり分かっていなかったりして、不安や嫌な思いのまま過ごしている危険性もあります。どのような状況でどうしたいか、どうして行くかが分からず困っている場合は是非ご相談ください。自分自身に起きている事だからと言って独りで解決させなければならないという事はありません。
□自分の人生です。自分が進む道を自分が決めて良いのです
お節介な人やモラハラな家族、傲慢な上司など沢山の人が自分に指示やアドバイスをしてきませんか？それは自分で納得できるものであれば変えていくのもいいと思いますが、自分の人生で嫌な事はする必要はありません。例えば、朝はもっと早く起きて朝食を食べないと〇〇になるよ。などです。朝が弱くて辛い人もいますし、朝食を食べない方が体の調子がいい人もいます。それなのに自分がしている事を相手に押し付けてくる人は、相手の事を知りもしないで言ってくるのです。あなたの事を知ろうともしない人の意見は聞くのを止めましょう。全て自分が決めて良いのです。万が一、人のアドバイスを聞き取り入れたいけど本当にいいのかな？と悩むような事があればご相談ください。
□一緒に活動してくれる人と繋がり全国どこでも駆け付けたい
皆さんにお伝えしている通り、私も独りで成し遂げたいと思っているわけではありません。沢山の不安事や心配事を抱えていらっしゃる方の為に動くには、私一人より同じ思いで最後まで責任をもってやり遂げられる人と繋がりたいと考えます。そんな方々と全国の辛い思いをしている方のお世話をしたいと思っています。辛い思いをした方に何らかのターニングポイントとして関り、自分自身の肯定感を上げてもらいたいと考えています。普段の小さな悩みから、先が見えないと思えるような不安事など、とにかく後悔が無いように懸命に取り組み続け解決に向け、寄り添えるような人でありたいと思っています。
最後に
今回は少し難しい問題を書きました。各々思う事は違う事があるかもしれません。今回は私が体験して考えたことです、そう簡単な事じゃないと思う方もいらっしゃるとは思いますが、そのような事も是非教えてください。これから私自身も沢山の事に関りながら、また考えが増していくと思います。私に出来ることは友のように一生懸命取り組みたいと心から思いますし、色々な方々のお力を借りて続けていきます。