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今でこそ虐待という言葉が主流になり、子供の身体にあざがあった時や異常な泣き声で通報するといった事がありますが、私の幼少期は、『しつけ』という、都合のいい言葉がありました。それどころか熱心な親という何とも許しがたい評価になるわけです。『しつけ』とは全くの別物。今回は私の母のことも含めて虐待についてお話したいと思います。

虐待をしてしまう方・虐待をされて育った方大阪で相談するならオフィスワイプラスです

虐待される子は、支配という形で従います。怖さや、恐怖で支配されるのです。それは親にとっては何になるでしょうか?優越感にでも浸れるのでしょうか?心は痛まないのでしょうか?虐待をされた子は、いずれ憎しみに変ってしまうケースが多くあります。言うことを聞かないからというのは理由にはなりません。将来どんな子になってほしいかを考えてみてください。将来を思うから厳しくしているという方もおられると思いますが、厳しさと虐待は違います。虐待は体の傷だけでなく、心に大きな傷を残します。
我慢や思いやりを教育として教えるのは良く理解できます。しかし、教育には元々忍耐と時間がかかります。親がそれを理解していれば、すぐに出来なくても許せるはずです。虐待は子供の心と精神力を破壊します。

虐待としつけの違いは?

そもそもどこからが虐待なのか?という境目は確かに難しいところでもあります。手を上げるからと言って全てが虐待とはならないでしょう。私の場合、悪いことをして叱られるのは理解していました。ところが、米を洗って炊飯していなかったから、という理由で叩かれる(体が吹っ飛ぶほど何度も叩かれる)というのは理解できませんでした。また、違う理由でロウソクのロウを手の甲に垂らされたり、服で隠れる範囲の場所にアザが出来るほどつねられたりという事もありました。要するに、子供なりに理解している怒られるだろうという範囲を大きく上回る痛みや恐怖があると虐待に入ってしまうと思います。

虐待してしまう方の特徴

私の経験からいくと虐待する側の方は、わがまま・プライドが高い・臨機応変が苦手・よくできると言われて育った・良くできていると自己判断が高いまま大きくなった・嘘をよくつく・女王様気質・女王様に憧れがありメルヘンな気質があるなど、要するに自分の中だけで自分ワールドがあり、意にそぐわないことがあっても他者や周りの環境のせいにしてしまう傾向があるようです。言葉の暴力は特に出やすく、外ではいい顔をし子供にだけキツく当たるのも大きな特徴です。また、自分が成し得なかったことや願望を子供に求め、それに合わない言動をすると大声を出したりヒステリックになったりするのも見られます。

言葉の暴力・手をあげる事はすぐにやめましょう

発したり、投げたりした暴力は、いずれ自分に返ってきます。厳しく育てていても愛情があれば伝わるものですが、相手が子供であり貴方の存在が必要だから我慢しているのを理解してください。また、叱るときに『人格否定』はやってはいけません。これをしてしまうと、大人になったときに他者を受け入れることが出来ない人になってしまう恐れがあります。叩いたその手は痛くありませんか?それ以上に子供は痛がっています。止めるというのは、自分との約束です。自分と向き合いその手を止めて、自分のことも子供のことも大切にしましょう。止めたくても、つい!というような事があり困っている方はご相談ください。一緒に貴方を大切にしていく方法を見つけましょう。

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虐待を受けて育ち、自分もそうなってしまうのでは?と心配な方

確かに虐待をされて育った子供が親になり、虐待をしてしまうという話はよく聞きます。しかしこれは変えることが可能です。一つ目は、親にいくら『お前なんか何も出来ないやつ』『育ててやっている』『お前がいるせいで』など言われても、自分が悪いと思わないという事。二つ目は、自分のせいにされ、自分がいるから失敗したと言われても、『自分の問題ではなく親の問題だ』と割り切ること。これは単に巻き込まれているだけで、親の失敗は親のせいであって子供のせいではありません。例えば、『あんたがモタモタしているせいで遅れた』と言われたとしましょう。こちらは、時間配分が十分でなかった・親が早く起きられなかった・準備を怠った・必要性もしくは出る時間を教えてくれていなかったなど、どれも親が回避できたことであって、子供のせいではありません。最後に、親も人間で余裕が無い、キャパシティが狭いとなると全てを受け入れられない時があると理解しましょう。

虐待の連鎖


自分の良さや強みを見つけましょう

自分で自分の良さや強みを見つけるのはなかなか出来ませんか?特に日本人は謙遜の国なので、自分なんてと卑下しがちですよね。でも、絶対に貴方の良さはありますし、強みもあるんです。それを見つけて理解すると心に余裕も生まれますし、相手の良さや強みを見つけるのも上手になります。そうすると、周りの環境も変わり始めます。これを聞いても嘘くさく感じるかもしれませんが、ぜひ試してもらいたいのです。見つけ方というと、信頼している人に直接聞いてみるのもいいですよね。万が一良いところだけを聞くのが恥ずかしいようでしたら、『私の良いところと悪いところってどんなとこ?』と併せて聞いてきてはいかがでしょうか?この時、恋人に聞くのはお勧めしません。あなたが素の自分を出している人ならいいのですが、そうでなければ答えがずれている可能性があり、それを信じてしまうと厄介です。
周りにあまり聞ける人がいないなと思った方は、私に相談してください。あなたの良いところと強みを引き出していきます。

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一瞬で出てしまう怒りをどうコントロールするか

私も経験があるのですが虐待されて育った場合、感情のコントロールに苦しみます。何気ない事でも自分に向けられた言葉や態度に非常に敏感です。暴力や暴言に直結していて、少しの事にカッとなり腹の底から怒りが湧き上がってきて、その人を許せないくらい嫌いになります。これを変えようと考えた事もあるのですが、あまり意味はありませんでした。変えるという自分へ課すことより、カチンときた時に自分の気持ちをきちんと言葉に出すようにしてみました。『その言い方だと、〇〇と言われているようで、非常にイヤな気持ちになります。』と言う風に。そうすると相手は言い訳する場合や、『そういう風に取られるんだね、気を付けるわ』と改めてくれる場合があります。
相手によっては喧嘩になり兼ねない事もあるでしょうから、言い方は考えた方が良さそうです。


いかがでしたか?私も15年という長い間虐待を受け続け、本当に苦しい時もありました。今はそんな経験を活かし、止めたい方も、受けた方も助けたいと思っています。ぜひご相談ください。
また、そんな虐待を受けた母の記載を添付します。虐待を受け続けた私の気持ちの移り変わりを書いていますので、併せてお読み頂けましたら幸いです

私の母は、なぜ虐待をしたのか?私は、なぜ拒否出来なかったのか?

2021年12月28日
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