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最近は、子供の教育で『褒めて育てる』というのが、多く聞かれます。確かに、『褒めて』承認欲求を満たしてあげることも大切な事なのですが、『褒める』だけでは、案外危険も隠れています。褒められるだけを特化してしまうと、褒められるために何かをする子になってしまいます。大切なのは、感謝の言葉や謝罪の言葉が言える子です。

子育てで褒めるだけで育った子は大きくなるとなぜ失敗するの?

『褒める』だけで育つと、大人になって何か作業を仕上げるたびに、周りに『どう? 終わったよ! 何か言う事ない?』みたいな顔をしてきます。『すごいね!』とか、『よく出来ているね』とかの言葉を欲しがるのです。とても面倒くさい人ですよね。本来、仕事なのですから、スケジュールを立てて、タスクをこなし、評価し次へ役立てる。というのは、自分の仕事の一環で、自己評価になります。仕事というのは、褒められるためにすることではありませんから。


褒められることでしか自己評価できない

『褒める』という事だけに特化して子育てをすると、その言葉を欲しがって、自立できない大人になってしまうことも…。周りからの反対意見や、そっけない反応は耐えられなくなるのです。褒められるには、何をしたらいいのだろう?なんて考えだしたらアウトです。仕事であれば、本来の目的から大きく外れてしまう恐れがあります。


お礼や謝罪が言えない

大体、このように人からの評価の言葉(誉め言葉)を欲しがる人は、お礼や謝罪は言えません。40代や50代でもいます。ですので親が率先して『ありがとう』や『ごめんね』を伝える必要があります。子育て中なんでも褒めるのではなく、ダメな事はダメで『ごめんなさい』、何かしてもらったら『ありがとう』を、しっかりと盛り込んで接するといいと思います。

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お礼や謝罪が言える人ってどんな人?

『ごめんね』『ありがとう』こんな言葉を、素直に言える人って素敵ですよね?子供同士でも、仲直りする時に必要です。大人になっても年齢関係なく『ごめんなさい』『申し訳ございません』『ありがとう』『助かります』など、きちんと伝える人には好感が持てますし、当然信頼されます。口では、素直に謝れる人いいよね~と言いながら、さて自分はどれだけ素直に言葉にしているでしょうか?

ごまかしたり嘘をついたりしない人

当然ながら、自分のミスや落ち度をしっかりと謝罪できる人は、ごまかしたりしません。また、相手を思う気持ちや状況が把握できている人は、手助けを貰った時に素直にお礼が言えます。いつも等身大の自分の事を理解していて、過大評価も過小評価もすることはありません。これは相手に対しても同じ事です。過大評価して失敗を隠そうとごまかし嘘をつく人は、謝罪なんて出来ません。

相手を大切に出来る人

相手を大切に想うならば、傷つけてしまったり、上手くいかなかったりすれば、素直に謝ります。また、傍にいようが居まいが大切に想う人には、事あるごとにしっかりとお礼を伝えます。このような方は自分の事も大切にしているので、自然に信頼や人望が集まる事でしょう。

このままで終わりにしたくない人

相手を傷つけたり悲しませたりしたまま終わりにせず、挽回しょうと努力する人です。何とか理解してもらい良い交友関係を続けたいと思えば、恥ずかしさや屈辱感などさて置き、しっかりと謝罪します。当然相手には伝わらない事もあると思いますが、ここまで出来る人はその失敗を次の人付き合いではしないよう心掛けるでしょう。

褒めるだけでなく乗り越える術も教えましょう

いかがでしたでしょうか?褒めるだけでは、人付き合いにつまずいた時、それを修復・挽回・継続する術を知りません。もちろん学校生活やクラブ活動などで教わり、理解していく子も多くいます。しかし、ある一定数はその学生時代にすでに乗り越えられないほど、誉め言葉に依存してしまう子もいます。それに気づかず社会に出た時にはすっかり謝れず、お礼の言えない大人になっていた!なんて事の無いよう、お子様をよく観察してください。


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2022年6月29日
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