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子供でも仕事場でも居る、いわゆるダメ子・ダメ男さんと呼ばれる方々。本当はそうではないのでしょうが、人と違うとこう言われる事がありますね。ちなみに、これは本人方が悪いわけではなく、そう育てられたと言った方が良いかもしれません。ダメ子製造機、ダメ男製造機と呼ばれないために何に注意をすればよいのでしょうか?

◇ダメ子・ダメ男さんを作り出してしまう親や上司、どんな対応が悪かったのか?

実際どんな人がダメ子・ダメ男さんを作り出してしまうのでしょう。ここでは、優しさからやってしまいがちなことを挙げてみましょう。当てはまるようでしたら、気を付けた方がいいと言えるでしょう。嫌われたくない!そんな気持ちがその子をダメにしてしまうかも!?

★やってはいけない事・言い方をしたときに、しっかりと注意出来ない

可愛い・愛しているというのであれば、その人が自分の力で乗り越えていく術を教えなければいけません。やってはいけないことというと人それぞれ解釈はあると思いますが、まず他者を傷つけた。迷惑をかけてしまった。言葉も含む暴言・暴力を振るった。こんな時はしっかりと注意や叱ることが必要です。そのままスルーしてしまうと、その人は境界線が分からず孤立する恐れがあります。

★嫌われたくなくて小さな事まで褒めて、好かれようとする

前にできなかったことが出来るようになり褒めるという事は悪いことではありません。しかし、小さな事まで褒めすぎると褒められ待ちの人に育ってしまい。褒められるために何かをしたり、褒められなかったらモチベーションが上がらない指示待ちの人になってしまいます。逆に、この子の今のポテンシャルならここまでは出来るはず。とポジティブに捉え、要所要所に誉め言葉を使い、上手にモチベーションを上げてあげましょう。

★相手の機嫌が悪いと逃げて、問題には目を向けない

先ほどの注意出来ないと似ているのですが、その子の機嫌に振り回されて肝心な時にしっかりと伝えられないというパターンです。機嫌が悪かろうが良かろうが必要な事は、しっかりと伝えなければいけません。また、反対に機嫌が悪い雰囲気を出せば皆が気を遣って、何も言ってこないと知っていてわざとそんな態度をとる人がいますよね?このような方はこのやり方で成功した経験があるからそうします。この様な扱いずらい人にさせないようにしたいものです。

★他者を悪く言い、自分を優位に見せていく

他者には自己肯定を高く見せる振りをして、実際は弱い人の典型的パターンです。なかなか褒められず思った結果(昇進や受賞)が出ないと、自分が努力することをせず、他者を落としていく作戦をとります。こちらも会社やチームのためは考えず、自分の事ばかり考えています。困難や逆風にあった時の乗り越え方を知らないので、このようになりますが、幼少期から沢山のチャレンジを怠った結果とも言えるでしょう。


★私の言ったとおりにすればいいと、支配しようとする

今は毒親と呼ばれることもあるようですが、そうやって可愛がった子供や部下は、いずれかなり高く辛い壁にぶつかることになるでしょう。そんな時クリアする思考も生まれません。なぜかというと、『お母さんの言ったとおりにしていれば大丈夫』『私が教えた通りにしていけば失敗しない』と言い聞かせて育ててしまうと、自分で何とかする力が備わりません。そもそも同じ道をたどるとは限らないのにも関わらず、自分の言う通りなら失敗しないなんて何故言えるのでしょうか?おこがましいにも程があるというものです。

臨床心理士がいう毒親の特徴




◇もう製造機とは呼ばせないためには

自分が淋しいからと、いつまでも傍に置いておくために上記のような事をしてはいけません。沢山の素敵な方々に出会い、その人個人の人生を豊かにし羽ばたいてもらうためにも、支配せずダメな事はダメ!と、伝えることが必要です。また、逆にそうされた方々は、人生に大きく関わり切り開いてくれる人もいます。

〇信じる

そんなこと?と思われるかもしれませんが、大切なことです。倒れても傷ついても何とか自分で考えれるよう、直ぐに手を差し伸べるのではなく、様子を観察する必要があります。小さいときは手を差し伸べる回数が多いかもしれませんが、小学校に入ると自分と他者の違いも理解し始め、自分で考える・自分でやってみるという力も身についてくるでしょう。そうやって何年もかけて身につけていくものですから焦らず信じて待ちましょう。

〇自分の人生と子供・部下の人生は違いうという事を理解しましょう

自分が体験したことを必ずしも子供や部下が体験するとは限りません。また、自分は大変な思いや失敗と思える事でも、子供や部下は『いい経験をした』と捉えるかもしれません。自分と相手は別の人間で、同じ経験・同じ思いになると思うのは止めましょう。自分は自分・相手は相手です。

〇注意や指導をする際は主観は捨てて事実だけを伝えて

どうしても指導や注意をする際、自分の気持ちまで一緒に言ってしまう人がいます。自分に向けられたことについてなら構いませんが、そうでないのなら先ほども述べたように、その人は同じ考えとは限らないのですから、何が・どの時点で・どの様になど必要な事だけを伝えて、再度トライできるチャンスを与えましょう。今注意されていることと、貴方の気持ちに何の関連がありますか?


最後に

本当は高いポテンシャルを持っていたとしても、周りの育てる環境によって様々な結果になります。世に中には騙そうとする人もいるかもしれませんが、人の成長を願い力を貸してくれる人もたくさんいます。沢山の素敵な人々に出会い豊かな人生になるように、過保護にし支配するだけではなく、見守って後押しするのもその子の為かもしれません。

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2022年4月13日
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