人に対してどうしてそんな風に捉えるのかな?と疑問を抱くことありませんか?人は、自分の受け取りやすい解釈で物事を聞く事があります。その捉え方を間違えると大きな誤解が生じ、間違った結果に繋がる事があります。ここではその誤解を少なくするために、こちらが捉え方を変える方法と、自分とは違う捉え方をする人への対応法を書いています。
目次
◇人は自分と違う捉え方をします。捉え方を変えてストレスを減らそう
物事の捉え方は人によって様々です。簡単な例でいうと、コップに水が半分入ったジュースを、もう半分しかない!と捉えるか、まだ半分も残っていると捉えるかです。時間やお金についても同じことが言えると思います。皆さまは、いつもどのように捉えていらっしゃいますか?自分だけで解決する事でしたら問題ありませんが、相手がいる場合このように捉え方が違うと衝突してしまう事もあるかもしれません。まずは、人の捉え方は何で変わるのかを書いてみたいと思います。
・経験やこれまでの失敗が大きく左右する
経験が少なければ色々な方向から物事をとらえる事は難しいと思います。若いうちは先輩や上司から経験を積ませてもらい、失敗すればそこから学ぶという事を教えてもらいます。そのような経験すら少ない方であれば、いろんな角度から見る事が出来る事を知らないため、捉え方が単純なものになってしまいます。また、これまでに失敗が多すぎて同じ方向からしか見れない方も同じで、失敗を失敗としか捉えられていないのも一つです。『失敗は成功の基』と誰かに教わっていれば、失敗する事ばかり考えた一つの捉え方から脱出できたはずです。
・わがままが許される環境で育った
自分中心の物事の捉え方に固執されている方がいらっしゃいます。そればかりか何かを言うたびに『絶対』を付けてお話しされるのです。自分の進めたいやり方や考え方が当然で、違う考え方や他の人のアイディアを良く捉えられないのです。幼少期に違う考え方があると学ばず、押し通したときに大人がそれを許してしまう事が多くあり、自分の目線が正解だと思い込んでいる場合は、少ない捉え方しかできず、大人になってから困ることが出てくるでしょう。
・視野が狭く森を見れずいつも木ばかりを見ている
いつも目の前の事しか見えず、先の事が考えられない人は捉え方が単純です。子育てや仕事でも言えますが、ある程度先の事を見越して動くこともあるはずですが、このような方は今後の事を聞かれても捉え方にズレが出てしまい、誤った回答をしてしまう事もあります。本人は視野が狭い事に気づいていない事が多く、質問を重ねられるとストレスを感じます。自分の周りで起きている事ばかりが気になり、会社全体やグループ全体の調和まで考えられないと、視野が狭く捉え方はいつも同じで、自分だけが大変な思いをしているなどと考えています。
・自分と同意見が当たり前だと思っている
社会人になると沢山の人と出会いがあると思います。そうしているうちに、様々な考えを持つ人がいると理解して、様々な考えがあっても良いと思うようになるでしょう。ところが、口ではそう言いながらも、自分に対して違う意見を言ってくる人に拒否反応を示す方がいらっしゃいます。時には違う意見に驚いている時もあるのです。口ではいつも『いろんな意見があってもいい』と言いながら、自分に向けたものでなければと思っているのです。同意見の人ばかりが集まるという事は少ないと思いますし、たとえ同調しているメンバーが集まっても、少しずつは違う考えもあるものです。
・想像力が無く妄想と想像を分けられない
妄想と想像というのは違うものです。妄想は自分本位で様々なシュチュエーションの願望を見る事が出来ますが、想像というのは相手がどう考えるか、どう動くか、何と言うかを予測して考える事です。分けられないとどうなるのかと言うと、妄想で仕事の事を考えると、自分の希望の段取りや周りの動きになってしまうので、そうでない事を言われたり行動されたりすると、怒りに変わってしまう事があるのです。妄想で日々の仕事を捉えていると、非常に危険です。段取りや動きを考えるのであれば想像で考えなければいけません。〇〇さんだったらこう言うかもしれない、こう動くかもしれないと捉えて考えると、誤差は少なくイライラする事も無いはずです。
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◇自分と違う捉え方をする人がいる事を知る大切さ
次に捉え方が自分と違うと感じたときに、どうすれは衝突が少なくなりスムーズに物事が運ぶのでしょう。会話をしていて捉え方が違うと感じる事があれば試してください。中には斜め上を行く考えや驚くような考えを持っている方もいらっしゃいます。それはそれで楽しい出会いではありますが、自分に合わせようとすると、かなりのストレスがかかってしまいます。先ほども述べました通り、分かっていても実行出来なければ意味がありませんので、ストレスをため込まないためにもお勧めです。
・相手が良く使う言葉を借りて説明する
自分の言語が共通で分かりやすいとは言えません。業界用語と言われるものもそうなのですが、周りは分からない言葉なのに、わざと使う人もいらっしゃいます。相手にきちんと捉えてほしいと思うのであれば、相手が分かる言葉で説明する必要があるのです。普段から話をしていて、その人が良く使う言葉や言い回しを使用すると、理解してもらいやすくなります。他にもいつも強調する話し方やトーンも合わせるようにするとなお、相手の捉え方が自分の伝えたい事と近くなります。自分なりの言葉や言い回しではなく、相手の分かりやすい言葉や言い回しを借りて話をしてみましょう。
・良い話や同調できる話題から入る
捉え方が違うと拒否反応を示す方には、まずは良い話や同調できる話題から入ると捉え方にズレが少なくなります。簡単に言うと、相手をおだてたり、褒めたりしてから話をするのです。わざわざ毎回は大変でしょうから、どうしても理解して欲しい案件などで試してみてはいかがでしょうか。また、違う考えかもしれませんがと先に伝えるのも効果的です、相手は突然言われると準備が無く拒否に繋がりやすいので、先に言う事で、そのような考えもあるよねと、良く捉えてくれる場合もあります。
・どのような説明が分かりやすいか先に聞いておく
捉え方はタイプで違います。それと同時に説明の理解もタイプで別れるのです。大きく三つあり、身体型・視覚型・聴覚型とあります。身体型の人に対して、グラフや数字を見せて説明しても全く違う捉え方をします。身体型には動きつつ実際に触ってもらいながら説明して、聴覚型には言葉での説明が必要です。視覚型は写真のように場面を記憶しますので、実際に現場やグラフなどを見せるといいでしょう。このようにタイプで捉え方が変わるので、先にどの説明が分かりやすいか聞いてから進めると、相手と自分の捉え方に誤差が少なくなります。余裕があるならば、同じタイプの方に説明や教育を依頼すると、成長スピードかなり違います。
・目的を明確にして順を追って話をする
捉え方が違う人と話をすると、話の途中で軌道修正が大変な時があります。序盤で話が食い違ったり、最後の最後で話が噛み合わず喧嘩になったりすることもあります。この様な場合、相手の捉え方が始めから違ったと考えられます。何か悲しをする際に、何について話をして、何を決めるのが目的なのかをハッキリさせておく必要があります。同じ意見出ない場合も出てくると思いますが、これだけは決めたいなど着地地点を明確にするといいでしょう。どうしても相手の捉え方が理解できず、まとまらないと予測できる場合は第三者を入れて話をする方が効果的です。二人だと、相手が捉えた考えを押し付けてくる可能性がありますが、第三者が居る事で考えが分散する場合や、まとまりやすくまる事があるからです。
まとめ
いろんな人がいると分かってはいても、自分と違う捉え方をされて衝突したり、ストレスを抱えたりする事があるかもしれません。多くは大人の対応でおおよその所で和解して進めることが出来るし、捉え方の違いと理解できれば話し合いで解決できるのですが、中にはそれにこだわり過ぎて、人を敵に回してしまいます。対象が自分であっても無くても嫌な気分になるものですよね。少しでもストレスが減り、捉え方が違う人と上手く接する事が出来れば安心です。