エナジーバンパイヤとは最近の言葉だと思いますが、簡単に言うと『人の気力を奪う人』です。その人と別れた後にドッと疲れるとか、嫌な気分になってこちらまで落ち込んでしまうなどの強い陰の気を持っています。そのような人に捕まってしまうと、何もする気が起こらなくなってしまいます。どのように気を付けて、自分を守るのかを書いています。
目次
◇気を付けて!エナジーバンパイヤの特徴とは
人の気力を奪う人。様々な場面で見受けられるかもしれません。エナジーバンパイヤと仕事をすると、仕事だけでも疲れるのに、余計に疲れが出てしまい、仕事自体に行きたくなくなってしまうかも。どうしても関わらなければならない人以外、特徴を知って出来る限り距離を置きたいものです。ではまずエナジーバンパイヤの特徴を書いてみたいと思いますので、このような方からは少しでも距離を取って関わらないようにしましょう。
1、ため息が大きくて多い
とにかく一日中ため息をついている方は、もはや癖になっているのではないでしょうか。私も時には、何があったか聞いてみますが、こちらのタイプの方は理由を直ぐに言いません。ジッと一点を見つめて、語りだすまで時間がかかります。要するに間を溜める訳です。そんなに大変な事があったのかと、こちらも身構えますが、そのような時に限って大したことが無いというか、その間には合わないような内容である事が多々あります。私は、気にして欲しい、かまってちゃんなのかと思いきや、一人で過ごすのが好きな事もあり難しく感じます。ため息は大きく、とにかく多い…。ランチの間中ため息を聞かされる方からすると、いい加減にして!と言いたくなります。食事くらいは、ゆっくり美味しく頂きたいものですが、ため息から逃げられません。正面から少しズレて座りたくなりますよね。だって、そのため息を正面で受けてしまうと、なんだかこちらまで気が滅入ってしまいそうになるからです。ため息をついている本人は気付かないのですから、ため息をついている意識はないかもしれませんが、こちらはエネルギーを消耗してしまいます。
2、嫌いな事や嫌いな人が多い
エナジーバンパイヤの方は、とにかく嫌いな事や嫌いな人が多い特徴があります。逆に、何だったら文句が無いのか聞きたくなりますが、こちらのタイプの方は、そこまで考えているわけでは無く、とにかく気に入らない事が多いのです。しかし、深く聞いていくと、嫌いな事はワガママに聞こえる内容が多かったり、嫌いな人もどこに行っても居るタイプだったりするのです。嫌いな仕事なら転職を考えればいいのでしょうが、辞めたい詐欺でグズグズしているし、嫌いな人とは関わらなければいいのに自ら関わっていきます。また、仕事の内容自体が人と関わる職種である場合、なぜこの仕事を選んだのか不思議で仕方がありません。どのような理由があろうとも、自分で選んだ仕事な訳ですから、ある程度のプロ意識が必要だと思います。どれもこれも嫌、嫌いと言っていては前には進みません。またそれを周りに言ったところで、どうしょうも無い事ですから、あれこれ言っていると、周りを疲れさせるだけです。
3、励ましの言葉も聞き入れない
誰でも時にタイミングが合えば、励ましたり、応援してあげたりするでしょう。しかし、エナジーバンパイヤの方々は、これを受け入れません。ネガティブな言葉を連発していれば、周りの方々は反応するしかありません。それなのにも関わらず聞き入れないという特徴があります。自分はこれだけ『心配事』や『辛い事』『面倒な事』になっていると言いたいのは分かります。だからこそ、例えば『よく頑張っていますよね。〇〇さんも助かると言っていましたよ。』と伝えても、『そんな事ないと思う。なんか全然ダメで…。』と返ってきた場合、これ以上どうすれば?と困惑してしまいますよね。とにかく、『違うと思う。』『そんな事ない。』『ハァ~。(何も言わずため息)』などの返事が多く、相手の気力をガッツリ奪ってしまいます。
4、攻撃的な言動や嫌味っぽい言葉が多い
世の中には、意欲的な方や勝気な方がいらっしゃいますが、そのような方とは別で、攻撃的な言動をする方がいらっしゃいます。とにかく自分が優位に立ちたいという観点から、相手を落とすという行動に出るわけです。こちら側は、何の競争心も無く、戦っているつもりでも無いのに、相手が戦闘態勢で向かって来ると、とても疲れます。また、少しの事でも嫌味っぽく言われると、せっかくと気持ちでしたことなのに、ゲンナリしてしまいますよね。私の事は構わないでと言いたくなりますが、仕事をしていれば、そういう訳にはいかない状況もあります。距離を置きたくても、職場が同じでは逃げ場がありません。そのためこちらが気を遣って物事を遂行しなければならず、要らない気を遣うのでとても疲れてしまうのです。
5、人の話を最後まで聞かない
人の話を最後まで聞かない方はとても多いです。英語と違い、日本語はある程度の言葉から、その後の言葉が予測できるからだと思いますが、非常に多くなってきていると思います。小学生が他の子が答えている時間が待てずに、自分が答えたくて喋り出したり、答えてしまったりするのと同じです。要するに、人の話を最後まで聞かないという行為は、とても幼稚な事なのです。他にも、相手が話している最中に、次に言う事を頭の中で考え始めてしまうので、相手が言い終わるのが待てないのです。これは、一つのキーワードに対して、相手が話している最中に考えているので、なんと、そもそも相手の話していることなど聞いていないという事になります。そうなると、最後まで聞いていなので、話は噛み合わないし、意味が伝わりません。こちらが話すたびに、割って入ってこられると、喋るのも疲れてしまい、どうでも良くなってしまいますね。
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◇エナジーバンパイヤにならないために気を付けるべき事
エナジーバンパイヤの特徴はいかがでしたでしょうか?誰でも時にはため息をつきたい時もあるでしょう。しかし、こちらの特徴は毎日のようにという事です。そのため、周りを疲弊させ、余計なストレスを抱えてしまうのです。そんなネガティブな印象のエナジーバンパイヤにならないためには、どのような事に気を付ければいいのでしょうか?急にポジティブにはなれないが、心当たりがあるから気を付けたいと思っている方は、是非参考になさってみてください。
・イヤイヤでは無く良かった点を探そう
まず、良いところを探すという行為は、嫌だと思う事の反対と考えてみましょう。全てではありませんが、慣れないうちはこれで練習しましょう。例えば、〇〇に行きたくない。と思った場合、〇〇に行って得られる事は何だろう?と考えるのです。私の場合、自分のミスではなく、行政の面倒な処理をしなければならなくなった時、知らない処理を覚えることが出来た。と考えます。確かに不必要な事かもしれませんが、絶対役に立たないとは限りません。次に何かあったときに覚えていなかったとしても、方法があると知っていれば、慌てることは無いと安心できます。このように、『良い』とされる部分を見つけるのです。人に対しても同じで、良い所を探すのです。私は、『美しい』『可愛い』『面白い』の三つに分けて見るようにしています。例えば、混んでいる電車内で、ズカズカと人を押しのけて偉そうに出ていくオジサンを見て、『一生懸命出ようとしている!急いでいて必死なのかな?漫画みたいで面白い!』という具合です。どのような場面でも良く考えられるようにするにはトレーニングが必要ですが、通常は自分が嫌だと思う事だけでも構いませんので、いい点を探してみましょう。
・相手の言葉は自分から出た言葉に基づいている
先ほども書きました、『違うと思う。』『そんな事ない。』『ハァ~。(何も言わずため息)』などの返事をしてしまい、どうしても励ましなどの言葉を聞き入れられない方々は、初めから泣き言を言うのを抑えてみましょう。と言うと、とても辛いですよね。人間ですから愚痴を口に出してストレスを少しでも発散するのは、とても良いことだと思います。しかし、励ましの言葉や応援の言葉はなぜ言われると思いますか?それは自分がネガティブな言葉を発したからです。ですから、相手の言葉を否定するのは矛盾している訳です。全て自分が発した言葉、または自分が発している雰囲気に対しての言葉なのです。ですから、まずは『ありがとう』と言ってみてはいかがでしょうか?次に、『そう思っていいかな?』とか、『そう言ってもらえて良かった』など、相手の言葉を受け入れてみましょう。受け入れられないのであれば、せめて心の中で『ありがとう』とつぶやいてみてください。それは表情に現れるかもしれないし、いつかは言葉にできるかもしれません。相手は、自分の事を思ってしてくれていることです。逆にその言葉はお返しになりますので、是非使ってみましょう。
・相手を負かそうとせず意図を探す
攻撃的な態度をとる方は、自分が攻撃されていると感じるから戦闘態勢になるのだと思います。ではなぜ攻撃されていると感じてしまうのでしょうか?先に書きましたように、相手は戦っているつもりはないのですが一方的に感じているようです。このように相手は戦うつもりでは無いのに、一方的に戦う姿勢になってしまうのは、相手を信用できないからという事と、自分がしている事に自信が無いからという理由があります。自分がしている事や、決断した事に自信が無い場合、それを指摘されていると感じて、必要以上に虚勢を張ってしまうのです。これはとても残念な事です。自分がしている事や、決断した事が正しかったと思うために、相手を負かせて正解だと感じるのです。逆に、言い負かされたり、論破されたりすると敗北になり、自分の決断は間違っていたと感じる訳です。これではいつまで経っても上手くはいきません。言い負かされたり論破されたりしたのには訳があるはずです。自分の計画の甘さを棚に上げて、相手を恨み戦闘モードに入るのではなく、相手は自分に何を伝えたいのか?を考えていけば、自分が思っている以上の成果を上げられるかもしれません。
・最後まで聞けない理由は聞いていない証拠
私の知る中で、相手が話している時に話の腰を折る人には特徴があります。それは相手の話を聞いていないという事です。自分が思う事を一通り話し終わらなければ納得できないとか、相手が言った一言で思いついたことを早く言いたいとか、要するに相手の話に興味が無く、自分が話したいという人は相手の話を聞いていません。このような人は相手を疲れさせてしまい、話す気が失せてしまいます。もう一つ特徴があるのですが、それは人の言葉を奪う(パクる)事です。言葉だけでなく、時には話まで自分の話として話す事もあるので怖いです。『それって、私が言った事だよね?』という事が多々あるのです。誰にでも同じことをしているため、誰から聞いた話か忘れてしまい、聞いた本人に言ってしまうというパターン。信頼も失うし話したくないと思われてしまいます。会話をする際は、とにかく最後まで話を聞いてから答えるように心がけましょう。
以前に書いた記事:テイカーとは付き合うな!テイカー女性はどんな特徴があるの?
最後に
いかがでしたでしょうか?周りを疲れさせる人はいつの時代もいるかもしれません。本人が気付かなければ良くなりませんし、変わる事は無いでしょう。しかし、相手を変える事は出来なくても、自分は気を付けて、自分はエナジーバンパイヤにならないようにする事は可能です。同じ空間で働く人々に対して、せっかくなら力になれるような人でありたいと願いますし、力になれなくとも邪魔はしたくありません。会ったら楽しかったと思われるような人になるために、無意識にしている事に気を留めたら、新しく見えてくることもあるかもしれません。相手からの仕打ちは、ほとんどが自分から発した事に基づいています。身から出た錆というところでしょうか。相手の気力を奪う『エナジーバンパイヤ』にならないように気を付けたいものです。