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これまでも、これからも人は沢山の選択をしながら生きています。小さな日常的な事は、特に迷うことなく選択出来ていても、人生を左右するような大事な場面や、初めての事での選択には迷う事がありますよね。そのような時に、思い出してもらいたい選択を書いてみたいと思います。人生の選択の岐路では、二者選択だけではありません。




◇人生の四つの選択とは何か?選択に迷ったら思い出してください

人は選択する時に、やるかやらないかとか、行くか行かないかなど、二つの間で迷う事がよくあります。二つしかない場合は仕方ありませんが、人付き合いや仕事での選択は二つに限らない事があります。ここでは私も実践している、四つの選択について書いてみたいと思います。これまで、二つの選択にされていた方は、是非四つの選択をしてみてください。当然のことながら一つしか選べなくなります。また、それによって、決断が早くなる事もあります。



1,自分は良いが、周りには良くない事

自分だけは良い条件になり、周りにはキツイ状況になる。という場合、仕事なのでそれくらいの競争はあると思い、何も感じないという事はありませんか?確かに競争社会で、自分がなりたい役職などがあれば、そこに向かって努力した結果得られる事もあるでしょう。ここでは、そのような努力から来る出世や、上下を付ける話では無く、同じ立場の者同士で、自分だけ良い待遇や環境になる事を選択するという事です。これが自分では無く子供でも同じなのですが、自分の子供にだけ良くて、周りの子供たちにとっては良くない事を選択するのはお勧めいたしません。自分さえ良ければ、他はどうだっていいというお考えの方は、こちらを選択するでしょう。また他のパターンで、今回のこれに関しては、周りの事を考えている暇はないという焦りから、この選択をした方もいるかもしれません。しかし、後から後悔する事が無いように、よく考えて選択しましょう。


2,周りは良いか、自分には良くない事(自己犠牲)

次に、周りにとっては良い状態になるが、自分にとっては良い環境ではない事を選択する。これは、自己犠牲型なので、その時は良い事をしたし、皆も喜んでくれてよかったと思うかもしれませんが、後々自分だけが辛い思いをする可能性があるものです。周りの事ばかり考え過ぎて、自分の事は後回しにするというのは、一見素晴らしい選択に見えるかもしれませんし、感謝もされるかもしれません。しかし、自分の事を大切に出来ない人が、人の事を本当に幸せに出来るのでしょうか?自己犠牲は、あくまでも自己満足にすぎない事もあります。本当に見返りも無く、疲弊することなく納得しているのであれば、仕方がないと思えるかもしれませんが、応援している人からすると、自己犠牲している姿は辛いものです。


3,自分にも周りにも良くない事

自分にとっても、周りにとっても良くない事を選択する。一見あり得ないと思うかもしれませんが、意外と身近にある事が多いのです。例えば、しょうもない噂話。その噂話を信じてしまい、自分も他の人に言ってしまった。噂話を広められている人もいい気分にはなりませんし、噂話を聞くのが嫌だと言う人にも気分の悪い話です。そして噂話を言ってしまった自分の評価も下がります。この例えはとても身近過ぎるものかもしれませんが、誰に良い事があったでしょうか?このように、誰の為にもならない事を、あっさりと選択してしまい、後悔しても遅い状況になる事もあります。うっかりとハマってしまわないように、自分の言動の選択には気を付ける必要があります。


4,自分にも周りにも良い事

自分にとっても、周りにとっても良くなる選択は、誰でも行っていきたいものです。選択する瞬間に、少しだけ皆のためになる?自分にとっても良い事?と立ち止まるだけで、良い選択をする事が出来るのではないでしょうか?自分の幸せも考えて、周りの人の幸せも考えるのは、簡単な事ではありませんが、上手く選択出来たときには、素晴らしい環境や、状況が待っているはずです。小さな事でも構いませんし、ほんのごくわずかな周りの人でもいいのです。自分も、相手も、周りも良い選択を出来る限りしていきたいものです。


他の方の記事:人生に迷ったときたった3ステップで後悔しない決断をする方法



◆選択をせずに自分本位に動いていると待っているものは?

選択とは時に、辛く面倒くさいものに見える時があります。しかしそうだからと言って、選択する事を止めて、気の趣くまま動いていては自分の思った結果と異なることになり、さらに辛い状況になる事もあります。大切な事に関しては、時間を作りしっかりと選択をしなければいけません。では次に、選択せずに目の前にある事にそのまま進んでしまったり、間違えた選択をしてしまったりした場合どのような結果になるのかを書いてみたいと思います。こちらは、自ら選択するのを拒んだ方や、わざと違う選択をしたがために起こった結果です。



以前に書いた記事:迷いがあり悩み続けている方へ、試してみてほしい迷いの決め方や解決方法とは


■いつの間にか仲間はずれで誰も自分の方を向いていない

自分だけが良い状況になる事を選択した方は、少々周りからのバッシングは覚悟していました。しかし、バッシングどころか信頼も失い、まともに会話もしてもらえず、誰も見向きをしてくれません。それを本人は認めたくないので、他の人のせいにしましたが、これが逆効果で、さらに嫌われる羽目になってしまいました。現在は誰一人味方が居ません。しかし本人は後戻りできないので、外部の人に頼りだしました。徐々に外部の人にも知れ渡る事になるのですが、本人だけが未だに他の人のせいにしたまま仕事をしています。どこかでリセットするためにも、選択をしなおす必要があるのですが、今はまだ声が届かないようです。


■発言の全てを嘘扱いされてしまう

自分だけが良くなる選択にせよ、自己犠牲の選択にせよ、周りからすると少し面倒くさい事になるようです。例えば、自己犠牲の選択をした方は、このようにしてきたという自己犠牲を愚痴として言葉に出してしまったり、自分本位の選択をしたのに、皆に幸せになって欲しいなどと口に出してしまったりと、選択しておきながら後からグチグチと言い出してしまうと、あの選択は嘘だったのかと思われて、他の発言も嘘なのでは?と、疑われてしまいます。間違えた選択をしてしまう事もあるかもしれませんが、その時はシレっと変えるのではなく、お詫びや謝罪・やはり変えますという宣言など、状況にもよりますが必要な場合が多くあります。選択を間違えたことを恥じるのではなく、検討した結果変えるというのは悪い事ではありませんから、きちんと話す必要があるでしょう。


■妬みや嫉妬が表に現れて周りから嫌厭されてしまう

人の選択に乗り過ぎて、自分で深く考え選択せずに生きていると、結果としては選択した人が成功するとその選択した人が評価されます。それに対して、妬みや嫉妬をしていると、周りからため息が聞こえてきそう。妬みや嫉妬はお腹の中で思っているものですが、表情や言動に顕著に出てきます。それなので、うらやましくてこんな行動に出ているのだな。と、直ぐに見破られてしまうのです。人の選択に便乗するのであれば、その評価は真摯に受け止めて、感謝する方がいいでしょう。自分がしなかった選択をしてくれたのですから、妬むのはお門違いというところでしょうか。沢山の人の為になる選択をするのは、本当に簡単なことではありません。少々、自己犠牲がでている可能性だってあるわけです。でもその努力のかいがあり、評価されたのですから、一緒に喜び更なる成果を上げるために協力する方がお互いの為になるはずです。


■後悔ばかりで日常の楽しみが無くなる

間違った選択をしてしまったと思ったのであれば、その瞬間に選択をし直す必要があります。また失敗してしまったらどうしょう。とか、また一から始めるのは億劫だな。などと考えていては、いつまで経っても好転はしません。人生は選択の連続です。小さな事から大きな事までついてくるものですから、こっちじゃなかった!と思ったら、やり直せばいいのです。自分が納得するまでやり遂げてからでも構いませんし、納得出来ていなくても、これじゃないと思うのであれば、選択しなおしてもいいのでは?先に挙げた、誰の為にもならない事であれば、尚のことでしょう。学校の選択・就職の選択・結婚の選択・住まいの選択と、これ以外にも沢山の選択が出てきます。後悔しながら生きるのではなく、こんな事もあったけど、今は幸せと思えるような選択をしていきましょう。今からでも出来る選択は、必ずあるはずです。




終わりに

日常生活の中に含まれる選択や、人生を左右するような選択など、私たちは様々な選択をして生きています。全ての選択が良い結果に繋がる事は無いでしょう。しかし、選択する時により良い選択をする事ができます。選択するのを諦めて、適当に選んでしまうと後悔してしまう可能性がありますので、じっくりと選択する方がいいでしょう。また、何のために選択するのか?という事が重要です。目の前の右か左かという事だけでなく、長い目で見たときに本当にそれでいいのか。誰のためにこの選択をするのか。特に、何かから離れる場合は向かう時より重圧がかかるはずです。大変な選択を強いられる時もあるかもしれませんが、四つの選択のうち、自分が選ぼうとしているのはどれなのかを、少し参考にしてもらえれば、自分にも周りにも良い選択が出来るのではないでしょうか。自分の苦しんでいる姿は、周りから見ると辛いものです。その選択で、自分も楽になり、周りもホッとする選択をしましょう。

2023年4月10日
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