いじめられた辛い過去を忘れて安堵した生活が送りたい、それなのに人と対面するとその時のことが思い出されて、どうしても信じることが出来ず苦しんだり辛い思いをしたりしていませんか?そんな方に、辛い過去をどのようにすれば前を向いて歩めるのか、ここではいくつかの方法を記述したいと思います。
目次
■私が受けたいじめ体験
いじめが始まったのは小学生に入ってからでした。まあ、幼稚園の時から少し変わっていたと自覚していますが、その年齢の子たちは人との違いというより遊んだり、おやつ食べたり、お昼寝したりと楽しむことが目的なので私がどうこうとは目に入っていないでしょう。ところが小学生になると、人との違いというところが理解できてくる上に、その違いを許せず攻撃するようになります。まさしくそれにハマってしまいました。無視はもちろん、バイ菌呼ばわりで、授業中に汚れて濡れた雑巾を投げられたり、食品を投げられたりと様々な事を受けてました。
・とある相談者Kさんのいじめ体験
学生の頃いじめを受けた経験があり、大人になって働いた会社でもパワハラをされ、その時に学生時代のことが思い出されて、人との関係性が上手く掴めないとの話でした。相手と話すときに反応が悪いと、『機嫌が悪いだけかもしれない』、『他の事で忙しく頭が一杯なのかもしれない』と、頭では分かっているけど、必ず『私の事嫌いなのかな?』『私何かしてしまったのかな?』と思うそうです。それで辛くなり表情も冴えない訳です。
・Kさんに知っていてほしかったこと
Kさんも自分で言っている通り、頭では分かっているけど、こう思ってしまう。ここがポイントです!頭と心は別なのです。今回の場合、Kさんは心の声を無視して頭で考えたことだけを実行しようとするから、なんだかスッキリしないのです。このような方は多いと思います。心が感じたことは無視してはいけません。心は一生懸命あなたに訴えかけて来ているはずです。これを無視すると本当に心が壊れていきますので、気を付けてください。
■ではこれからどうしていったらいいの?
本当に辛い経験をして、長い間悩み続けしんどい想いをしましたね。心と頭が違うと言われても、じゃあどうしたらいいの?と思いますよね。すでに傷つき心が疲れている状態なので、あまり頑張り過ぎないようにしてください。仕事などで必要に迫られている方もいらっしゃるかもしれませんが、急に社交的に大変身!というようなイメージはありません。ただ、そっか!と納得出来たら心の健康は良くなっていくと思います。
・私はどうやって克服したのか?
克服の仕方は、人それぞれに合ったものを試していくのがいいと思いますが、十人十色の方法を記述出来ませんので、ここでは私の体験談をお伝えしたいと思います。
◇いじめを受けていたことを、忘れる必要が無い
みなさん嫌な事は忘れて前を向いて行こう!みたいな事を一度は考えた事はありますか?私もかつてはそう思っていました。ですから忘れられない私はねちっこくて嫌な奴なのでは?と心配していました。ところがよく考えたら、体験した事ましてや嫌な事なんてそう簡単に忘れられるわけがない。と思いつきました。寝たら忘れる!という方は非常に羨ましいです(笑) そこで、忘れようとするのを止めました。心が思い出して嫌な思いをしたら、『そうそうそんな事あった! あの人どうしているんだろ? バチ当たらなかったのかな?』(笑)などと頭で想像したりしています。すると、案外少し時間が経つと他の事を考えていてさっきの感情は無いのです。心の声に共感・協調してあげます。
◇逆に良い人にも出会っているはずですよね?
初めての人と対面した時に、いじめは思い起こせるのに、良い人を思い起こした事ってありますか?そうなんです!なぜか辛い思いをした事しか思い出さないのです。ですので、良い人にも出会っていることを忘れてはいけません。お世話になった方・優しかった方・楽しい方などを、初対面で緊張して上手く話せなかった時、いずれはあの方のように仲良くなるかも!?と想像して切り替えます。
ここで要注意なのが、良くなるはずと期待をしてはいけません。
◇明日からどんな人になりたいですか?
これまでは辛かったし、しんどかったでしょう。さて明日からはどのような人になりたいと思いますか?明日からです。優しい人?前向きな人?想像してみてください。私は、『強くて(精神的に流されない人)、優しくて、公平な人になりたい』と思い、そうなるためにはどの様に想い・考えたらいいかと常に考えたり想像したりしていました。もちろんそんなに簡単ではないので、まだまだ未熟な所はありますが、諦めません。これまで長い時間をかけて辛い思いをされた方、良くなるのにも時間はかかります。ですから直ぐに良くならないからと諦めないでくださいね。
最後に
辛い想いを抱えていた方、是非言葉にして一緒に整理整頓しませんか?もしかすると、もう持たなくてもいい重たいものをまだ抱えている可能性がありませんか?一人では困難なことも、2人なら開けることもあります。