昔は大変だった、昔は人に恵まれず一人で大変だった、上手くいくまでは大金はたいて苦労した、昔は朝から晩まで働いたなど、武勇伝なのか自慢話なのか、とにかく承認欲求が強い人がいらっしゃいます。ここではそんな自分好きさんの特徴と、万が一自分が言ってしまっているなと思われる方へ止めた方がいい理由を説明したいと思います。
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◆自分好きさんが語る昔の武勇伝や自慢話は聞くに堪えません
自分の評価はそうかもしれませんが、第三者から見て本当にそうだったのかなんて分かりませんよね？それに始めたのなら上記のような苦労は多少あるはずで返答に困ります。そして、これが大事なのですが上記のような事を会話でよく使い、初対面の人に昔の苦労話を言う人は現在たいしたことが無い人が多いです。そこまでの苦労をしたのにもかかわらず周りに助けてくれる人がおらず、結果が伴ってない人が多いのが特徴です。なぜならその苦労を『話題』だけにし、糧にしてこなかったからです。糧にしてきた人達は、周りに一緒に乗り越える仲間がいて、さらに挑戦している最中なので、そこだけが苦労と捉えないのです。
・せっかくの苦労も人の力や気持ちが無ければ無力と同じ
苦労したことは本当に大変でしたでしょうし現在の状況になるのには簡単な事ではないでしょう。しかしそれは他の方もそうなんです。自分にだけ降りかかってきたものではなく、会社を興したりお店を出したりすれば初めから順風満帆という方は少ないと思います。皆さん努力があり耐えていた時期もあり苦労されています。大切なのは自分の苦労話ではなく現在お店や会社を回してくれる従業員やお客様、繋がりのある各会社の方々に対してどのように接しているかです。大変な思いをしてきたのに現在自分を支えてくれる人を大切にしていないのであれば、せっかくの経験も無駄となり結局無力な人となります。
・承認欲求が強すぎると、ただの面倒くさい人
周りに武勇伝や自慢話を散々していると始めは聞いてくれていた人たちもだんだん面倒くさくなり離れて行きます。そこでまだまだ喋りたい自分好きさんは自分によって来る他者営業や外部の方に言い始めるのです。営業や外部の方は仕方なく最後まで話を聞いていますが、内心うんざりして顔に出ています。でも自分好きさんはそんな事にはお構いなしに自分の話を喋りまくります。会話にもならずただ一方的に話しをするのですから気持ちがいいのは喋っている本人だけという事になりますよね。いい加減その承認欲求を抑えないと、周りに誰もいなくなってしまいますよ。
・武勇伝を語れば語るほど現状と比べられます
その自慢や武勇伝を語るのはいいのですが、結果今はどうなんですか？と思われます。過去は過去、大変だったことは分かりましたし、それを乗り越えて今はどうなのかという事の方が大切です。昔はモテたというのと一緒で今モテていないのであれば、わざわざいう事ではないですよ。現状がまだまだ邁進している最中で、上を目指しているのであれば昔話など出てこないのです。
◇昔にこだわらず今を生きよう
自分の武勇伝や自慢話を続けていると、自分に自信が無く現状に満足していない人に思われ、武勇伝で伝わると思っている自慢はかえって逆効果になってしまいます。相手からすると器の小ささが際立ち聞いているこちらが恥ずかしくなります。思い出程度で軽く済ませ、現状やこれからの話を出来るようにした方が良さそうですね。
□聞かれたとしても上手くかわす
例え相手から話を振られたとしても、これまでの経緯を0～100まで話す必要はないのです。ポイントになるところを話して、後は相手の事へも振り返しましょう。相手も話をしたいことがあるかもしれないし、自分より苦労をされているかもしれません。実名や悪口も避けながら上手に返していけるようにすると、相手も受け止めやすいと思います。
□本当に聞きたくて質問されたわけではない
時に会話の糸口が見つからず、昔の事や立ち上げ当時の事を質問する場合があります。ところが糸口どころか本題そっちのけで20分も30分も語られたらうんざりです。ただのきっかけですから、相手の言葉を全て鵜呑みにしてベラベラと話し続けず、さらっと答えて本題へ移りましょう。仕事が出来る人というのは、このように何が必要で何が不必要な事なのかを見極められる力を持っているものです。仕事が出来ない面倒くさい人というレッテルを張られる前に、今の質問の意味をよく理解しましょう。
～承認欲求＝欲求不満とみなされる～
最後になりますが、承認欲求がから武勇伝や自慢話をする人は欲求不満です。周りと溶け込めていなかったり、今の自分に自信が無かったりするのです。簡単な話ですが今も努力を惜しまなければ、欲求不満にはなりません。どこかで楽がしたいと思ったり、現状より上を目指せなかったりすると欲求不満になりがちです。無能であればそれでも構わないのです、他の人の知恵を借りればいいのですから。周りに嫉妬して自分に注目を集めたいからと武勇伝など語らないようにしてください。周りはうんざりしていて、聞きたくありません。