私は、これまでの職場で、社長・会長・相談役など、会社を率いる沢山の方に出会いました。会社の規模は様々ですが、CMや看板をよく見かける会社様ばかりです。そんな方々にお会いして気づいた事があります。それはとてもスマートで紳士的なところです。どんな共通点があってどんなお人柄だったのかを紹介したいと思います。
目次
☆共通点が多い『一流』な方々、どんなお人柄なのでしょうか
初めは気づかなかったのですが、素敵だなと思う方に接していくうちにある共通点があることに気づきました。育ちは様々ですし、年齢や会社の内容も違います。それなのに何故か皆様に共通点があるのです。女性・男性問わずあることに興味がわき観察するようになっていきました。もちろん、そのような方々と接しているだけでこちらも幸せな気分になれるからという理由もあったと思います。
◇約束の時間を守る
多忙は方が多いはずなのですが、この時間を守るという事とさらに驚くのが、かなり早めに来られるのです。先方様が接待する側であっても先に来られて、談笑したりお茶を飲まれたりしながら、ゆったりとお待ちになられます。
◇ゆっくり話す
若い方でもご高齢の方でも同じです。相手が聞きやすいスピードでゆっくりとお話になられます。また、自分に話を振られたら誠実に答え、その後相手に話を振り戻します。相手はそれを受け取り、倍以上しゃべり続けるのです(笑)
◇穏やか
とても穏やかな方が多く、接待中にどんなに討論になってもキレません。ましてや押さえつけるような言動など全くありません。それどころか相手に共感したり、会社の代表として謝罪したりすることだってあります。
◇食事のマナーがいい
音を立てずに綺麗にお召し上がりになられます。しゃべりながら食べたり、相手が話しているときに食べたりはしません。タイミングよく口に運び静かにお召し上がりになります。また、お酒をどんどん飲んで酔ってしまうという事も一切ありません。
◇時間配分が上手い
時計を見るでもなく、談笑から始まり現状の話をし、しっかりと本題にも繋げる。そして最後にきっちりと締めて次へと繋げていく。お見事!というほか無いというものです。トイレに立たれたタイミングや料理の内容から推測し、時間配分をされているのです。
他にもある共通点は相手が気持ち良くなるものでした
上記だけでも素晴らしい立ち振る舞いではあるのですが、『一流』な方々には、相手を気持ちよくさせる技も持ち合わせておられます。ぜひ見習って相手を喜ばせられる人になりたいものだと、常に考えさせられます。
・ユーモアがある
関西という事だけではありません。相手の冗談をうまく活かした返しをし、話を振られた際にお話しするネタのようなものをお持ちなのか、直ぐに楽しいエピソードが出てきます。まるで相手が笑って笑顔を見るのが嬉しいといった感じです。そんな方とお話しすると、皆さま盛り上がり次々にお話が進んでいきますね。私も見習いたいと思い、卑下するような笑いではなく、楽しんでもらえるようなエピソードをいつも考えていますが、なかなか難しいものです。
・相手の話を最後まで聞く
当たり前のように思うかもしれませんが、最後まで話を聞くという事を出来ていない人が多いものです。でも一流と思う方はしっかりと最後まで相手の話を聞いてから発言します。当然聞き違えたり、相手が言いたいことをはき違えたりして答えることなどありません。相手は言いたいことを全て言えた後、何らかの答えを貰えるので信頼度が上がります。
・どんな相手にも、挨拶やありがとうを伝える
お店の店員さんに横柄な態度をとったり、部下に対して威圧的だったりはしません。よく行くお店の店員さんであれば名前を憶えて話しかけ、『ありがとう、ご馳走様。美味しかったよ』と伝える。部下に対しても『いつもありがとう』と声をかける。偉そうにせず、謙虚で優しい方ばかりです。
※最後に
私個人の見解ですが、『一流』というのは、社長・会長・相談役等の役職者に限らず、個々に持ち合わせ相手に良い環境や、幸せな時間を提供できる方々です。役職というのはあくまでもポジションであって、偉いとか上下などではないと思っています。会社の中でそのポジションの仕事をするだけです。ですから、相手に対して権力をひけらかす様なことはせず、謙虚で落ち着いた人になるのだと思います。
皆さんはいかがですか?周りに一流だなと思う方はいらっしゃいますか?私はまだまだ未熟ですが、周りの方々が幸せになるような時間や空間が作れるような人間になりたいと思います。