数年先にこんな人になっていたいなと考えたことがある人は多いのではないでしょうか。もしくはどうなっていたいの?と質問されても、数年先の事なんて分からないと思う事。ここでは、なりたい自分が分からないと思う方や、数年先こうなりたいと思うけど不安だなと思う方のためにシンプルな考え方を書きたいと思います。
目次
◇もう迷わない!なりたい自分になるためのシンプルなルールはこれです
なりたい自分を何歳の時に考えていましたか?中学生や高校生の時も大人になったらこうなりたいなと考える事も多かったでしょう。でも想像通りの大人になれましたか?成人式を済ませこれから大人の仲間入り、こんな風に生活していこうと考えたはずですが先ほど同様で、どれくらい理想通りになっているのでしょうか。想像や理想通りになっていない事を大人たちは、まぁそんなに簡単じゃないよと諦めがちに話をする方が多いようです。本当にそうなのでしょうか、まずは間違った考えをいくつか紹介してみたいと思います。
・なりたい自分と見られたい自分を区別していない
一見同じことのように思われるかもしれませんが、なりたい自分とみられたい自分は別物であることを理解してください。例えばお金持ちの大きな会社の女性社長になりたいという事と、優しくて思いやりのある人と評価されたいという事は全く別です。なりたい自分と言うのは行動と心身が両方存在するという事です。どちらもそれぞれ考えるのがベストですが、考えやすいのは行動の方でしょうか。まずは何をしていたいのかと、その時にどのような人物像でありたいのかを別々に考えると、分かりやすく脳も整理整頓しやすいでしょう。気を付けたいのが行動のみを考えて行動すると人格が伴っておらず、周りと調和がとれなくなってしまう危険性がありますので、なりたい自分の行動が見えたらなりたい自分の人格も添えて考えてください。
・自分に何が出来るか考えようとしていない
私には何のとりえもないわと諦めるのは早すぎます。何も出来ないと言うのは何もしないと決めたときだけです。じゃあ私に何が出来ると言うの?と言われましたら、それぞれお話をしてみないと何とも言えませんが必ずあります。好きか嫌いかという観念で考えると出来る事と言うのは少なくなってしまうかもしれませんが、出来る出来ないで話をすると出来る事と言うのは想像以上に多いものです。自分の良さを自分で見つけると言うのは日本人は苦手かもしれませんが、何もないと決めつけずに自分に出来る事を一度考えてみてはいかがでしょうか。周りから反対されていることも、その場を離れてトライすれば成功する事だってありますから、今の環境が全てと考えるのも止めてみてもいいかもしれません。
・考えてみるが出来ないとどこかで思っている
頭のどこかで出来ないだろうなと思いながら、こうなりたいと想像するのは直ぐに止めてください。脳と言うのは否定形を理解できませんので、出来ないだろうと思えば出来ない方に傾いてしまいます。例えば『ピンクの像を想像しないでください』と言われたら皆さんいかがですか?ピンクの像が頭に浮かびませんか?想像しないでくださいと言ったのに、想像してしまうのです。この様に脳の構造から考えても出来ない自分を想像してしまってはいけません。また、太りたくない!も間違いです。太りたくないと言うと今現在太っているという前提が出来てしまい結果脳は太っている自分を想像するからです。どうすればいいかと言うと理想を断言・宣言するのがお勧めです。痩せたい!や会社を設立する!といった感じです。
・なりたい自分のその先は全く考えていない
中にはなりたい自分になっている方がいらっしゃると思います。例えば会社を建てて社長になるというなりたい自分を叶えたという感じです。さて、なりたい自分になった後はどうなるのでしょうか。ここで沢山の方が陥るのが、達成したところで満足してしまいその後続かず会社はあるのに業績が上がり続けないというパターンです。何が問題かと言うと、なりたい自分を更新していかなかったという事と、行動のみ考えていて人格を考えていなかったという事です。人格があればある程度従業員や周りの方が次の目標を考えてくれますが、人格がなければ一人で考えなければなりません。ところが行動として今で満足していては次どころではありませんよね。一つずつでも構いませんのでその先その先を考えていないと、せっかくなりたい自分になったとしても手放すことになりそうです。
併せて読みたい他の記事 『理想と現実に疲れた時に試してほしいこと』
◇なりたい自分が分からなかったら?一度試してみてください
これまではなりたい自分がある方について書いてまいりましたが、今度はなりたい自分が分からないという方のために書いてみたいと思います。確かになりたい自分を考える事は、出来る人からすると簡単に思えても、考え方が分からない方からすると難しい問題です。では考え方が分からない、なりたい自分が無かったらどうしたらいいの?という方へいくつかご紹介したいと思います。
・なりたい自分が無くても何も悪くありません
安心してください。なりたい自分が無くても理想や夢が無くても大丈夫です。小さい時はなりたい自分があったけれど、いろいろな現実を見てくればそんな物と思い、なりたいr自分を掲げられないという事もあるでしょう。それも脳の働きから来るものもありますし、懸命に働いていれば現実的に物事を見てしまうのも仕方がない事です。先に書いたように行動というのは環境や様々な事が絡み合うので、なりたい自分があったけれども理想的ではないと諦めた事があったにせよ、人格についてはどのような状況下でも考えられる事です。数年後の行動は置いておいて、数年後のどのような人格になっていたいかから考えてみてはいかがでしょうか。
・目標達成が出来なくてもいいと少し自分を甘やかしてみる
仕事や育児に懸命な方は真面目で完璧に近づけたいと思う方もいらっしゃるでしょう。でもなりたい自分を掲げて達成出来なかったからといって落ち込む必要は無いのです。そこに向けて努力をしたでしょうから、それで十分なのです。もちろん達成できた方が尚良かったかもしれませんが、何が何でも達成と思っていると軌道修正も効かず、自分を追い込むだけで達成できても当たり前で喜べません。ここまでにこれぐらい出来たらいいなと考え、壁が出てくるようでしたら軌道修正して考え直すと少し自分を甘やかしてみてください。自分の事なのにそんなに肩に力を入れていたら、達成する前に疲れてしまいますよ。
・行動より人格を優先すべし
何かをしなければならないと考えるより、このような人になりたいと先に考える事をお勧めいたします。何事も成し得るのに人と関わる事が多くあります。いくら行動のなりたい自分を掲げても人格が伴わなければ人は着いてきません。こうなりたい自分が無いなと思ったら、まずは人格を考えましょう。先に何度もお伝えしているのでしつこいかもしれませんが、大切な事なので何度も書きます。街で出会った可愛いおばあちゃんを見てあんな風に年を取りたいなと思ったとしましょう、そのおばあちゃんはどの様な人だと感じましたか?優しそう・良く笑いそう・親切な人など、想像で構いませんので誰かからヒントを得るのもいいですね。
最後に
なりたい自分と言うと多くの方が行動に集中して考えがちです。もちろんそれも間違いでは無いですし、私にも行動のなりたい自分があります。ただどんなに行動のなりたい自分を叶えても、人格が伴っていないと信頼もされないですし達成したものも長続きしません。今は行動のなりたい自分が無い方や、ある方でも必要な事はどの様な人格の人になりたいのかを考えておくことです。言葉遣いやマナーが良いだけでは人は着いてきません、社会人として必要な事ですがそれだけではいけないのです。なりたい自分が無いなぁとお考えの方やなりたい自分が分からないという方、是非人格から先に考えてみてはいかがでしょうか?
一つ注意点として、こんな人になりたくない!と考えるのは止めましょう。必ず〇〇な人になりたい!と思ってみてくださいね。