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誰にでも訪れると言われているターニングポイントを本当に自分のものに出来た方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。人生で一度だけとは限らないターニングポイント。しっかり見つけて自分の人生を生きるためにどうすればいいのか、ここではターニングポイントの見つけ方と、それに気づかない人はどうなるのかを書いてみたいと思います。

◇ターニングポイントの無い人はいません、その見つけ方とは?

チャンスの神様というお話がありますよね?前髪しか無いチャンスの神様が前から歩いてきて、すれ違う時に前髪を触ると幸せになれる。すれ違ってからは遅いから、チャンスを逃すな!(諸説あり)という話ですが、そこまで難しい話ではありません。なぜかと言うと、ターニングポイントとは自分から誘発出来るし、人生において必要であれば何度か訪れるからです。では苦境を抜け出して、自分の人生を豊かにするにはどうすればいいのでしょうか。まずは、見つけ方やターニングポイントへの考え方を紹介したいと思います。


・ターニングポイントは突然やってくる

ターニングポイントはある日突然やってきます。この状況が嫌だとか、この苦境からいつ抜け出せるのか?と本気で変えたいと思っていれば、必ずやってきますが突然です。しかも知っている人とは限りません。現に私も会ったことが無い人でした。私の場合は会った事が無いとはいえ、勤め先の社長さんでしたが、その瞬間涙があふれ出て喋る事さえ出来ないくらいでした。辛く苦しい日々は翌日からまるで違うものになり、抜け出せることが出来ました。この様に自分でどうしていいか分からない状況でも、心から願えば必ず訪れるものではありますが、あまりにも突然に起こるものですから、受け入れる気持ちを持っていてください。

・ターニングポイントを与えてくれるのは人である

中には景色や動物など、自分が心から癒されるものでポイントを見つけられる人もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの場合ターニングポイントを与えてくれるのは人です。生きている人とは限りませんが、人がターニングポイントになります。神様のように目に見えないものではありません、現実的に人が与えてくれます。辛く悲しい時は人と会うのが嫌でつい引きこもりがちではありますが、本当に変えたいと願うのであれば、人に出会う事がお勧めです。嫌な思いや辛い思いをしてしまうと、人を信頼できず恨んでしまう事もありますが、その逆で豊かな人生を生きる勇気をくれるのも人であることがあるのです。諦めないでください。

・この環境から抜け出したいと本気で願う

先ほども書きましたように、本気で願う事はとても大切です。人と出会えば誰かが変えてくれると他力本願ではなく、変わるのは自分なのですから、変わりたいと本気で願い意思を持つことが大事です。私は被害者だと思い、ずっと苦しんでいましたがターニングポイントになる人に出会い、自分は被害者なのではなく弱いだけだと思い知りました。弱さというのはいろんなことを受け入れてしまい、結果辛く苦しい事ばかりが舞い込んで来るような状態です。被害者意識を捨てて、自分は豊かな人生を生きるのだと強い意志を持つことで、出会う人も変わり新たな道が開かれることがあります。自分は弱いと思っていても実際どうすればいいか分からない方、そう認識するだけでも素晴らしい事です。弱い人は強くなりたいと思い学ぶ事が出来ます、学び方は様々ですがきっと出来るはずです。



・訪れたターニングポイントは逃がさない

では実際に訪れたターニングポイントですが、なかなか踏み出せない人もいるようです。なぜかというと、ターニングポイントというのは環境を変えたり周りの状況を変えたりする事が多いので、今まで慣れ浸しんだ環境を変える事に戸惑いを感じてしまう人が多いからです。実際は変わっても生きていけるし、なんとかなるものなのですが想像できない事や初めての事になると、急に怖くなってしまう方が多いようです。私の場合でもいくつかのターニングポイントで、仕事が変わったり住むところが変わったりして大きく環境が変わりました。一方で新たな環境の中、心理的にも切り替えしやすかった部分もありましたので、変化というものにあまり拒否をしないでください。変わる事より変わらない方が身体にも心にも良くありませんので、訪れたターニングポイントは掴んで離さないようにしてみてください。


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◇ターニングポイントに気づかなかった人はどうなってしまう?

さてターニングポイントがあって様々な事が変わり、人生を豊かに生きている方がいる一方で、ターニングポイントに気づかず悶々とした日々を過ごされている方もいらっしゃいます。そんな方にはどんな特徴があるのでしょうか。基本的に自分の苦境が好きな人は見つけにくいと思います。口では変わりたいと言いながらも、苦境の話を延々とされている所を見ると苦境な状況が好きなのだなと感じるのです。もしくは可哀そうな自分に酔っているとでもいいましょうか。そのような方もおられますが、次はターニングポイントに気づかない方の事を書いてみたいと思います。


・ただのお節介だと感じる

たとえ厳しい言葉であっても変化出来るチャンスに会う事もありますが、気づかない人はお節介と片付けてしまう事があります。近くで見ていると、そこで変えようと決心すればもっと沢山の良い事が待ち受けているのにと思うのですが、お節介やうるさい人と一くくりにしてしまい自分に受け入れないのです。普段から変わりたい、こうなりたいと願望している気持ちはどこへ行ってしまったのか、もしかすると言っているだけで本当は変わろうと思っても無いのかもしれません。ここぞという場面で自分に対して踏み込んで話をしてくれる人は、自分にとってのターニングポイントである場合もありますので、全てにお節介と片付けてしまわず、自分は普段どうなりたいと言っていたのかを思い出して受け入れてみてください。



・誰にも分からないと人を信じていない

苦境を好きな人と似ているのですが、そもそも人を信用していなければ、ターニングポイントになる人が現れても気づかないし変われません。今自分がどれだけ大変かは一晩中でも語るのに、変化という部分では変わる気を見せません。人を信用していない人は、自分の事も信用していないので自分が良くなっていく事が想像出来ないのかもしれませんが、そのような事はありません。まずは自分を信用し良き事を吸収して変えていく事を考えてください、その後人の事も信用していかないと自分にとってのチャンスを逃す一方です。今現状に不満がある場合、それは人がもたらすことが多く、他人を信用するのにためらう事もあるかもしれませんが、皆がそうとは限りませんので見極める必要があります。



・乗り越えられると過信している

先ほど強さの話をしましたが、私は強い人間だと過信しすぎて人の話を聞かない人が多くいらっしゃいます。強さというのは外に向けるだけのものではありません。また、根拠もなく乗り越えられると過信してしまうと、そうではなかった時に自分では考えられないほど落ち込んでしまい立ち上がれないほどになってしまいます。大丈夫と思い込み過ぎず時には人を頼る必要があります。また過信していたわけでは無くどうにかなるだろうと放置していたら心が疲れ果ててしまい、取り返しがつかなくなるパターンもあります。きっと乗り越えられるだろうと希望を持つのは悪い事ではありませんが、自分ではどうにもならない事は待っているだけでは何も変わりません。自分を追い込み過ぎて身体や心がボロボロにならないように、自分の事を過信せず人の言葉に耳を傾けてみてください。



・自分が苦境に居る事に気づいていない

長い間辛い環境にいると、自分が苦境に立たされていることに気づいていない人がいます。私も幼少期から母の虐待があり高校生まで続きましたので、その間は苦境と感じていませんでした。辛いし痛い、悔しいし悲しいのにも関わらず声を上げることをしませんでした。一度や二度は試しましたが大した変化にはなりませんでした。本気でこの環境はおかしいと思えばよかったのですが、本当のところ声のあげ方が分かりませんでした。また、誰に言ったらいいのかも分かりませんでしたし、どう説明したらいいのかすら分かりませんでした。心は正直です、辛い・苦しいと感じたときは心のSOSですから、頭で押さえつけようとせず誰かに助けを求めてください。その相手がターニングポイントになるかもしれません。まずは自分が苦境に居る事に気づきましょう。


最後に

私自身があるターニングポイントになる人と出会い考え方や生き方が変わっていきました。変わる事にためらったことが無いわけではありませんが、今の環境より良くなるのであればと一歩前に踏み出したという感じです。それぞれの家庭環境や職場環境で、これまでに味わった事のない苦痛があると、どうしていいか迷ったり悩んだりすると思います。自分にとってのターニングポイントがどこになるのか分からないのは不安だとは思いますが、必ず訪れるターニングポイントを逃さないように諦めずにいてください。
私も誰かのターニングポイントになれるよう日々邁進しております。誰かの、こうして良かった!という笑顔を見るためにこれからも沢山の事を経験しながら人と出会い関わって参ります。

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2022年4月26日
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