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会話の中で優しさや思いやりという言葉を使いますが、そもそも優しさと思いやりってどう違うのでしょうか?また、人の優しさを受け入れられない人は、なぜ受け入れたくないのでしょう。受け入れられない人の中には、自分で気付いていない人もいるようです。ここでは、優しさと思いやりの違い、受け入れられない人の事を書いてみたいと思います。



◇優しさと思いやりの違いを考えてみましょう。優しさを受け入れらえないのはなぜ?

あの人は優しい人と単純に紹介されたら、どのような印象を持ちますか?当然、嫌な印象にはならないかもしれませんが、どんな優しさだろうと思う事があります。全てにおいて優しさを出せる人はいるのでしょうか?まずは、優しいと言われている人の特徴をまとめてみたいと思います。優しい人ってどんな人?



・優しさは発信型になるのではないでしょうか

自分から率先して席を譲ったり、タオルなどを差し出したり出来る人は優しい人と言われることが多いようです。特に感じるのは、自ら率先してというところです。お茶を出してくれる、片付けてくれる、案内してくれるなどです。これらを見たり聞いたりして感じたことは、優しい人というのは、発信型だなという事です。発信型の人は、分かっていることをスルー出来ない事が多く、良く細かいところまで気づくというのも特徴です。

・育ちではなく本来の人柄がいい人が多い

世間的に言われる、育ちが良い悪いでは無いようです。私が感じるのは、どのような人と関わってきたか?というのが大きく左右されると考えます。育ちが良いからといって優しいとは限りませんし、貧しい家庭で育ったからといって優しくないわけではありません。幼少期に、どの様な大人と関わったか、また社会人になってからどのような先輩や上司に恵まれたかで、その人の優しさに差が出てくるのではないでしょうか。

・周りから話しかけられやすい雰囲気を持っている

優しいと言われる方々は、とても話しやすい雰囲気を持ってらっしゃいます。声を掛けた時に顔や体を向けてくれる・名前を呼んだ時に返事をしながら顔を向ける・明るいトーンで挨拶をしてくれる・順調かどうかをいつも気にかけてくれる。など、話しやすい状況にしてくれていると思います。逆に、名前を呼んでも返事をしない人など、とてもじゃないけど話しかけにくいですよね。常にそのような事を気にかけている人が多いと感じます。

・言動が静かで丁寧である

突然大声を出したり、静かな職場でドカドカを歩いたりしません。周りがどの様な状況かを把握しているので、静かな雰囲気の時は静かに行動して、小さな声で話しかけて来られます。自分本位な言動はなく、偉そうにもしません。いつも落ち着いていて、丁寧な言葉遣いをされる方が多いように感じます。相手のスピード感にも気を配り、嫌な気分にさせたり困らせたりはしません。


他の人の記事:本当に優しい人の特徴とは?うわべだけの”実は優しくない人”との見分け方も解説


◇思いやりのある人とはどんな人?優しさとは違うの?

どのように区別するのか、明確には説明しにくいと思っていても、普段自然と分けて使っていることに気付きませんか?どっちでもいいと思いつつも、優しい人という時と、思いやりがあるねという時とあります。では、次に思いやりのある人とはどのような人なのでしょうか?いくつか挙げてみたいと思います。


・相手の中身や過去を踏まえて話ができる

初対面の人にも出来る事ではありません。人とある程度長く付き合える人で、相手の警戒心を解き話を聞ける人は、相手の過去や思いを聞く機会が増えます。その聞いた事をわざわざ会話に持ち出すことなく、相手の思いを酌んで話が進められる人は思いやりのある方だと思います。誰にでも忘れたいけど忘れられない嫌な過去はあるでしょう。その話をしたことを自体を後悔させない受け取り方が出来るのは、簡単な事ではありません。相手の事を想い、共感して受け入れたからこそできる事です。

・先の事まで見通して話が出来る

今・今日・明日という目先の話では無く、今後のことも踏まえて考えられる人は、思いやりがある人と感じます。一つのアイディアが出たときに、アイディアを出した人しか楽にならない提案だとしたら、それを柔らかく指摘して全員が納得できる物にする。または、長く続けられるものかを検証できる、などです。思い立ったことを次々にしていけば、周りは慣れたり覚えたりする時間を確保するのに苦労しますし、費用の掛かるものであれば浪費になってしまいます。それを見極められる人は、全体の事を考えられる思いやりを持っています。

・五感を使って接していて相手の少しの変化も気付ける

人のいつもの行動などを良く見ているので、いつもと違うという事にも直ぐに気付けます。落ち込んでいる人や元気のない人に、さりげなく声を掛けられる人も思いやりのある方だと思います。前髪を切ったなどの容姿の事を気付ける人はいても、内面的な事を気付ける人は多くはありません。また、声のトーンや香りでいつもとの変化に気付ける人は、アンテナの張り方が違うのでしょう。単純な声掛けだけでなく、最近の会話や、落ち込んでいる前後の言動から推測して、落ち込んでいる原因を理解できていることが、声掛けの時の言葉から分かり、相手に安心感を与える事でしょう。



◆人の優しさや思いやりを受け入れられないのはなぜでしょうか

人の優しさや、思いやりを受け入れられない人もいます。いじわるではなく、すんなり受け入れるという事が出来ないのです。また、自覚している人は理由があっていいのですが、中には自覚していない人もいらっしゃいます。自覚なく、人の優しさや思いやりに気付けず、受け入れられていないのです。この様な方は本当に言いにくいのですが、周りの心が離れて行きます。人は近くに居ても、なぜか孤立感を感じてしまい、寂しい思いをするでしょう。では最後に人の優しさや思いやりを受け入れられない人の特徴をいくつか挙げてみたいと思います。


・人の事を信用していない

人の事を信用していなければ、優しくされても受け入れられません。都合のいい人はいても、真に向き合える人がいないのです。口では居ると断言していても、実際は裏切られたり離れたりしていく事を想像しながら付き合っている事もあるでしょう。信用する基準は人によって違うため、ここでは書けませんが、皆がみな悪い人ばかりではありませんので、どこかで基準を見直し考えてみてはいかがでしょうか。自分しか信用しないというのも悪くはありませんが、一人で出来る事は限られていますので、仕事の時だけとか、プライベートだけとか範囲を決めて考えても良いかもしれません。

・自分がする事の方が有効で最善だと考えている

人の意見より、自分の考えや意見が絶対的に合っていると考えている人も、人の優しさや思いやりに気付けません。確かにこれまで築き上げたものがあり、自信を持っている事自体は悪い事ではありません。しかし、色んな意見を持っている人が居ると分かった上で、人の意見が聞けないのは少々問題かもしれません。あまりに聞きすぎてブレブレなのはいけませんが、自分を思って意見を言ってくれている人を見極めて、一度は耳を傾けてみてはいかがでしょうか。優しさや思いやりから、良い事ばかり言われるとは限りません。時に厳しい言葉も、優しさの一つだという事もあるでしょう。

・優しくされた後裏切られた経験がある

これまでに優しい人と思い慕った人に裏切られた経験がある方は、優しくされるとその時の記憶が浮かび、その優しさを素直に受け入れられないという事があるでしょう。これは難しい問題で、自分の苦しみに向き合う必要があります。私も、10年以上優しいと思い、慕っていた人に完全に裏切られた経験があり、しばらくは男性という性別自体にもうさん臭さを感じていました。恋愛感情は無かったのですが、乗り越えるのには時間もかかりました。でもどう考えればいいのかという事も、ゆっくりと見出せたので今は良かったと思っています。

・人の為にすること自体が嘘くさく感じる

人の為に何かをするという事自体、信じていない方がいらっしゃいます。そんなにいい人っていないでしょう。という感じでしょうか。そう思ってしまうのは仕方のない事ですよね。ニュースでも騙された話や、優しさに付け込んでという話題もあるくらいですから、人はみな何らかの裏があって近づいていると思ってしまうものだと思います。ただ、そうではない人も実際にはいますし、私もそのうちの一人と申し上げておきたいところです。嘘くさく感じるのは、その方の話し方や内容が、どうしても合わないという事もあるでしょうし、生理的に無理という事だってあるはずです。分かっていただけるように邁進するしかないと考えています。

・構われるのが苦手で放っておいて欲しい

一人でコツコツ進める方が合っている人に、あれこれと優しさを出しても、かえって迷惑になるパターンです。元から進め方や勉強の仕方に自分なりのやり方がある場合は、放ってほしいと思いますよね。思いやりのある人なら、そのような雰囲気を察して、いい距離感を保ってくれるでしょうが、察しの悪い人が優しさのつもりで安易に近づくと、良くありません。自分の世界観があるだけですから、こちらは問題ないと思います。

以前に書いた記事:愛とは何か分からないという方へ、愛は伝え方を間違えると相手へは届きません


最後に

優しさも、思いやりもとてもいい事ではありますが、タイミングや相手を間違えると、逆効果になる事もあるようです。優しい人と思われたい、思いやりがある所を見せたいというだけで、自分の思う優しさや思いやりを出してしまうと、押しつけがましくなってしまいます。優しい人・思いやりがある人・親切な人と、どれをとっても自分で評価するものでは無く、人様が評価するものでありますので、あまり気にし過ぎるのは止めましょう。

2022年2月23日
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