世の中には平気で嘘をつき、それを指摘しても何食わぬ顔をしている人がいますよね。まるでそれが現実かのように嘘をつき、相手を傷つけても謝りもしない。何なら、相手が悪いと言わんばかりの人…。迷惑な人ですが、残念ながら一定数いるようです。さて、そんな人達はなぜそんな嘘をつくのでしょうか？
その心理に迫ってみたいと思います。
目次
なぜ人は嘘をついてしまうのか？
人は、嘘をつきます。嘘にも色々あり、自分自身に向けて嘘をつき続けている人と、人に対して嘘をつき続ける人といます。自分についている嘘は、やがて自分を苦しめ惨めな想いに駆られてしまうので、かなり深刻と言えます。一方で、人に対して嘘をつく人は、相手から信頼を失い周りにうわべだけの付き合いしかしてもらえず、仕事や人付き合いをすることが多い方は、致命傷と言えるでしょう。
自分に嘘をついている人
我慢強い人や、人に対してあまり自分を出さない人は、自分に対して嘘をよくつきます。簡単なもので言うと、例えば、角に足をぶつけてすごい音がしたとき、『大丈夫？』と聞かれ、メチャクチャ痛いのに、『大丈夫！ 大丈夫！』と、足を摩りながら言う…。経験ありませんか？『痛ーい！』と素直に言える人はどれくらいいるでしょうか？家だと言いやすいが、仕事場や外出先だと、こうなってしまいます。
要するに、他の人に対して、迷惑をかけてはいけないとか、心配させてはいけないなど、と考え嘘をつくのです。この様な優しさのつもりで小さな嘘はどんどん溜まっていきます。でも、嘘をついているのは自分だけには分かってしまうもの（当たり前ですが…）なので、自己嫌悪に陥る場合があります。
人に対して嘘をついている人
こちらのタイプは、簡単なものであれば単に、注目を浴びたい！・知ったかぶり等、自分を良く見せたい人が多いようです。私の経験で何人かこんな人もいました→『私の知り合いで〇〇会社の社長がいるんだけどー』・『僕の大学の時の同級生が、〇〇チーム日本代表の監督をしていてさ、彼とは寮も一緒だったんだよー』などです。こちらは嘘ではないのですが、自分を良く見せる為に、全く関係ない人を持ち出して自分をアピールしてきてますよね？こんな人は、普段沢山の嘘で固めていて、その人自体がどんな人なのか分からないくらいです。自分を良く見せる為には、手段を択ばないわけです。
嘘をつく人の心理ってどんなもの？
嘘をついてしまう人の心理とは、自分に自信が無く計画通りにも出来ない為、人から責められたくないがゆえに、出来ない事を隠したい。というものが多いと思います。また他には、自分以外はどうでもよく、自分だけが利益を得るようにしたいので、その心境を隠したいという事も考えられます。
自分に自信が無く、責められたくない
いわゆる自己中心的な考えなのですが、代表という立場にいる人でさえ、このような心境の方はいらっしゃいます。急に大きくなってしまった会社や、急な人事で出世してしまった、やれると思い手を出したが思ったより難しかった。など、自分が追い付いてないせいで、ダメな奴と思われたくない、叱られたくないという心理が、嘘をついてしまうのです。またこのような人は、一度嘘をつき難を逃れた経験があるからこそ、真正面から向かう事より、楽な方へ逃げる癖がついているのです。
よく見られたい！ 一目置かれたい！と承認欲求が強い
承認欲求が強い人は、肩書にこだわります。社長・代表・理事・顧問など大好きです。自分には自信が無くいざとなったら嘘をついて逃げるくせに、このような役職に憧れます。人が褒められたり、上手くいってお株を取られるのが悔しいと思っているのです。
自分に嘘をつき続け苦しんでいる方へ
いつまで自分自身に嘘をつき続けるつもりですか？その嘘で、相手や家族も苦しめてませんか？そもそも貴方が、自分自身に嘘をつき続け傷ついていては、貴方を愛していたり、応援してくれてる人が悲しみますよ。
自分を取り戻そう
全てを直ぐじゃなくてもいいんです。何が嘘だったのか？本当はどう思っていたのか！？今は分からなくても大丈夫です。でも、嘘をつき続けているのが嫌だと思う方は、是非相談してください。人生では嘘も方便や、必要な嘘もあります。全てがダメという事ではありません。でも、自分や人を傷つける嘘は止めにしませんか？